
明学大に勝利 リーグ戦全勝優勝を達成/関東大学2部リーグBブロック
全勝優勝に王手がかかる1戦。これまでの連勝の勢いを感じさせる攻撃は、前半で15点のリードを作る。後半も攻撃の手を緩めることなく逃げ切り、83―70で勝利を収めた。リーグ戦全13試合を負けることなく完走、全勝優勝で入替戦に挑む。
◆8・27~10・30 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)
▼10・30 対明学大2回戦(エスフォルタ八王子アリーナ)
〇明大83{17―12、17―7、26―16、23―35}70明学大
スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。
リーグ戦最後の試合としてふさわしい試合となった。1巡目では終始競る展開だった明学大との1戦。第1Qの序盤こそ相手にリードされる時間帯もあったが、相手よりも精度がいいシュートで徐々に点を重ねていく。第1Q内でリードを取り返し、続く第2Q。今度はディフェンスが相手に上手くはまる。第2Qでの相手の得点をわずか7点に抑え、その間リードを15点に広げることに成功。明大の流れのまま前半を折り返した。
後半でも順調に点を取り、ほとんどの選手にプレータイムが与えられる。リーグ戦においてずっと目標の1つにしてきた「誰が出ても同じレベルのディフェンスをする」(佐藤)。その言葉通り、チームとして完成度の高いディフェンスができることを証明した。明学大の猛追から逃げ切り、83―70で最終戦も勝利で終える。
全員でつかみとった全勝優勝。リーグ戦を終えたのも束の間、すぐに2部Aへの入替戦が始まる。このリーグ戦を通して明大が得たものは大きい。「2部Aに勝てる力はある」(佐藤)。培ったディフェンス力や、高いシュート率は確実にチームの自信へと変わった。入替戦の対策は「1番は前向きに思い切って戦うこと」(C横田ゆき・法4=市ヶ尾)。チーム全員で挑み、必ず2部Aへの昇格を果たしてみせる。
[小原愛]
試合後のコメント
佐藤
――すぐに入替戦が始まりますが、今の心境をお聞かせください。
「ワクワクする気持ちがあります。今までは勝たなくてはいけないというプレッシャーの方が強かったです。とりあえず自分たち4年生も入替戦を経験したことがないので、やるべきことはやるけど、4年生も後輩たちもみんなで楽しんで、最後締めくくれたらなと思います」
――リーグ戦を通して主将として成長したことを教えてください。
「主将としてキャプテンとして周りを見ることばっかりに力を注ぎすぎていました。そこから1人の選手として点を取りにいくことは、夏よりも成長できたかなと思います」
横田
――リーグ戦を振り返っていかがでしたか。
「みんなが悪い時でも、声を掛けてお互い励まし合いながらとてもいい雰囲気でやれたことが、全勝という結果につながったかなという感じです」
――全て勝ち切ることができた要因は何だと思いますか。
「それぞれのチームに対して対策をみんなで話し合って、それを試合で表現できました。練習してきたディフェンスを出せたことが1番大きな要因だと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES