中大についに勝利 最少失点で抑え3連勝/関東大学リーグ戦

 セカンドリーグ3戦目の相手は直近3年間で一度も勝てていない中大。昨年度の関東大学リーグ最終戦でも無念の敗北を喫し、今年度の2戦も同点で終わっていた。そんな宿敵相手にも今回は第2Pに連続2得点を挙げ、良い流れを引き寄せた。守備も光り最少失点に抑えた明大は、最終スコア3-1で順調に3連勝を収めた。

 

◆9・3~12・4 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼10・30 対中大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

〇明大3{0-0、2-0、1-1}1中大

 

 第1Pから攻守が目まぐるしく入れ替わり、激しい展開を繰り広げた。チャンスの場面を作りシュートを打ち込むも、なかなか点を決められず。第2Pでもペースを崩さず攻めの姿勢を続け、何度もシュートを打ち込んでいった。両者譲らず無得点のまま第2P残り4分。ドライブした唐津大輔(法4=日光明峰)がゴール横の大竹広記(営2=白樺学園)にパスを送り、「自分が決めるという気持ちで押し込んだ」と、大竹がチャンスをモノにした。先制点を決めた直後、フェイスオフで明大がパックを取ると、ニュートラルゾーンで三浦稜介(政経3=駒大苫小牧)が丸山詳真(商3=北海道清水)にパスをつなげる。パックを受け取った丸山が一気にゴール前まで上がると、瞬く間に2点目を押し込んだ。

 

 第3Pでは1点を返されるも、明大優勢のまま試合が展開する。後半には鍛冶優輝(政経4=武修館)が放ったシュートのリバウンドを三浦が押し込み追加点。残り2分でタイムアウトを取った中大は6人攻撃に切り替え猛攻を仕掛けるも、反撃はここまで。数的不利の状況でも明大が最後までゴールを守り切った。

 

 セカンドリーグは3戦とも少ない失点で抑え、守備が光った。ファーストリーグの中大戦からFWのバックチェックやDFのパックコントロールといった課題を改善し、「守りの意識が高くなった」(鍛冶)。続く日大戦、東洋大戦もこの流れのまま突き進みたい。

 

[覺前日向子]

 

試合後のコメント

中條廉主将(政経4=白樺学園)

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「最近ずっと勝てていなかったので今回勝ち切れたのは良かったのですが、今後のファイナルリーグに向けて修正していく部分もまだあるなと思います」

 

――どのようなところを修正していきたいですか。

 「これまでの反則の多さなどは直ってきたと思うのですが、少し試合が苦しくなってくると特に守りの面でぼろが出てしまう部分があります。そういったところをもっと突き詰めていけると良かったかなと思います」

 

鍛冶

――失点がここ3試合で少ない要因は何ですか。

 「DF陣もそうですが、一番はFWの攻めた後の戻りが速くできたことだと思います。ファーストリーグで足りなかったところを日々の練習で意識してやってきたことによって、失点が少なくなったのかなと思います」

 

中村柊志綺(政経3=北海道清水)

――自分の動きを振り返っていかがでしたか。

 「悪くはなかったのですが、リバウンドから2本目を打たれるシーンもあったので、1本でしっかり切れるように修正していきたいと思います