リベンジならず 早大に接戦の末惜敗/関東大学1部リーグ戦

 今試合の対戦相手は早大。前半は攻撃の糸口をつかめず相手にリードを許してしまう展開に。後半は切り替えてゾーンディフェンスを駆使しながら徐々に点差を詰め、ついに第4Qで逆転。しかしまたもや相手に逆転を許してしまいそのまま試合は終了。接戦を制することはできなかった。

 

◆8・20〜11・8 第98回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)

▼10・23 対早大2回戦(明治大学和泉キャンパス)

明大73{18―21、9―18、26―20、20―19} 78早大○

 

 スターターは、PG山内龍也(国際3=土浦日大)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)。

 

 今試合の対戦相手は1巡目で敗北を喫した早大。「自分たちはチャレンジャーという気持ちで試合に臨んだ」(伊藤治)。序盤から攻守の切り替わりが激しく、両者次々と得点を重ねていく。相手の勢いに圧倒される場面もあったが何とか食らいつき、第1Qは18―21で終了。しかし第2Qでは相手のディフェンスに苦戦し得点が伸びず、わずか9得点という結果に。流れをつかみ切れないまま27―39で前半を終えた。

 

 追いつきたい明大は後半開始早々からテンポよく得点を重ねる。相手の得点を止めることはできなかったものの、勝山や山内の3Pシュートが決まり第3Q終了時には6点差まで追いついた。第4Qは開始直後から見事なパス回しでディフェンスとのずれを作り、最後は田邉の3Pシュートが決まる。明大の攻撃は勢いに乗り1点差に迫ったところで相手がすかさずタイムアウトを要求。しかしタイムアウト後も勢いは止まらずついに逆転。勝利の兆しが見えたがそう甘くはない。相手の猛攻を抑えられず、またもや逆転を許してしまう。大接戦の末73―78で敗北し、1巡目のリベンジはかなわなかった。

 

 「入れ替え戦圏内から抜け出すために勝ちが必要だった」(平松)と大事な一戦を落としてしまう結果となった今試合。一時は逆転できたものの最後までリードは守り切れず、悔しさの残る試合になった。3連戦の1戦目となる次戦は日大と対戦。少しでも上を目指す明大に下を向いている暇はない。

 

[尾﨑陽菜]

 

試合後のコメント

平松

――後半に意識を変えたところは何ですか。

 「(相手は)足を動かしてくるチームだったのでゾーンディフェンスで相手の足を止めにいったことで少し自分たちの流れになりかけたと思います」

 

――連戦の多いリーグ戦ですがチームの状態はいかがですか。

 「リーグ戦を通して伊藤とかが出続けていて疲労もきていると思いますが、そこはチームでカバーしていかないといけないですし、言い訳せずに残り5試合戦っていかなければならないです」

 

伊藤治

――前半は攻撃がうまくいっていない印象でした。

 「自分たちのチームはディフェンスをやって走って3Pを打つというチームなので3Pが入らないと勝ちは見えないですし、前半でいいシュートはありましたがそれを決めきれなかったのは2Qの得点が一桁で終わってしまった反省かなと思います」

 

――接戦を勝ちきれなかった要因は何ですか。

 「4Qに入って3Pが入り出して、オフェンスでもいいプレーはあったのですがやはり最後の最後でディフェンスが戻りきれていなかったことが負けにつながってしまったのかなと思います」