
伊藤海が登場 復調の兆し見せる/全日本距離別選手権
長野市のエムウェーブで3日間にわたって行われている全日本距離別選手権。2日目には佐藤天海(政経3=北杜)と伊藤海里主将(政経4=中津商)が出場した。
◆10・21~23 第29回全日本距離別選手権(エムウェーブ)
▼男子1500メートル
佐藤――10位、1分48秒90
伊藤海――27位、1分52秒65
目標タイムを1分46秒台に設定し、2日目のレースに臨んだ佐藤。700メートル時点でのラップタイムは26秒62。終盤での巻き返しを狙ったが「自分の持ち味である落とし幅、後半の強さを出すことができなかった」(佐藤)。レース終了時のラップタイムは29秒85となり、最終的なタイムは1分48秒90。得意とする1500メートルで思い通りの結果を出すことはできなかった
2日目からの出場となった伊藤海は目標タイムを1分51秒台に設定し出場した。「700メートル時点では自己ベストより速く滑ることができていた」(伊藤海)。700メートル時点でのラップタイムは27秒17と、調子のいい滑りを見せる。後半は疲れが見え、目標タイムには届かなかったものの「今シーズンはとても調子が悪かった。今日のレースでなんとかベスト近くまで戻すことができて良かった。」(伊藤海)。1分52秒65でゴールし、復調の兆しを滑りで見せつけた。
最終日となる3日目には佐藤がマススタートで出場する。「マススタートは大学生になってから1回も出場していないが、上位に食い込めるよう全力で滑りたい。」好調の滑りを見せ、有終の美を飾る姿に期待したい。
[新津颯太朗]
試合後のコメント
佐藤
――レースを振り返っていかがですか。
「自己ベストを出したかったのですが、前半はスピードを出すことができず、自分の持ち味の落とし幅、後半の強さも出せず良くないレースでした」
――OBの山本大史選手(令3政経卒・現八戸市協会)や山口知己選手(令4政経卒・現岩手県連)も1500メートルの競技に出場していましたが、いかがですか。
「自分が下級生時代にキャプテンを務めていた二人と一緒に大会に出られているということで、気分的にも乗っていましたし、声を掛けてくださったので勇気付けられました」
伊藤海
――レースを振り返っていかがですか。
「300メートル通過と700メートル通過は自己ベストより早いタイムで滑ることができていたので良かったです。後半は(疲労が)足にきてしまい、ラップの落とし幅を理想では1秒から1.5秒までに抑えたかったのですが、2秒から2.5秒ほど落としてしまったのでラスト2周が課題かなと思います」
――今後への意気込みをお聞かせください。
「ラストイヤーなのでベストは出して終わりたいです。次の帯広の大会で1分51秒台を出して全日本選抜の権利を取り、全日本選抜を経て、最後インカレにピークを持っていけるように調整していきたいです」
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