男子エペ 団体ベスト8でインカレへ/関東学生選手権

2022.10.23

 全日本学生選手権(以下、インカレ)の出場権が懸かる今大会。男子エペは5日目に個人戦、最終日に団体戦が行われた。個人戦には明大から3人が出場。大竹諒(理工3=岐阜各務野)のベスト16が最高成績となった。一方、個人戦と同じ3人のメンバーで挑んだ団体戦の成績はベスト8となり、インカレ出場権を見事獲得した。

 

◆10・11~13、20~21 第74回関東学生選手権(駒沢体育館)

▼男子エペ個人 大竹――10位、村田――25位、大浦――38位

▼男子エペ団体 明大――ベスト8

 

〈男子エペ個人〉

 予選を全員通過しトーナメントへ。大竹はシードで2回戦から出場し、同じく明大の村田一公(理工1=米沢中央)と対戦。「シードで予選を戦っていないため、1セット目は動きがあまり良くなかった。しかし、2セット目からは相手がどういったことを考えてどういうプレーをしてくるのかが予想できた」(大竹)。安定したプレーで順調に得点を積み重ね、15―8で勝利を収めた。続く3回戦は3セット目で「ズルズルと点差を広げられてしまった」(大竹)。中盤まで6―7など均衡した戦いを繰り広げていたが、8―15で試合終了。ベスト16で幕を閉じた。

 

〈男子エペ団体〉

 大会最終日に行われた団体戦。男子エペはシード校として2回戦から出場した。2回戦の相手は東農大。「(自分たちは)初戦だったので、全員体があまり動けていないと思った」(大竹)。エンジンがかからない明大勢は前半、競り合う展開の中で攻めあぐねた。しかし15―15で迎えた第4セット。大竹が一気に10ポイントを奪う活躍を見せ25―20とリードすると、その後は一気に点差を突き放していく。最後は45―36と圧倒し、インカレ出場権を勝ち取った。そして迎えた準々決勝。立ちはだかったのは強豪・日大だった。「思ったより自分たちのやれることがしっかりはまって、意外と競ることができたので良かった」(大竹)。前半5セット終了時点のスコアは20―23。格上相手に3点差で食らいつく接戦を繰り広げていた。しかし後半は徐々に日大のペースに飲み込まれ、最後は31―45で敗北。今大会の収穫と課題を糧に、来月のインカレでの活躍に期待が懸かる。

 

 昨年度のインカレでは団体1回戦敗退となった男子エペ。12月の全日本選手権(以下、全日本)出場も見据え、来月の全国舞台に向けさらなる強さを追い求める。

 

[正野真由夏、渡辺悠志郎]

 

試合後のコメント

大竹

――今大会で得た収穫を教えてください。

 「相手に大差をつけられるということは意外となくて、自分たちがかなり泥臭く粘っていくという戦い方で追い詰められると分かりました。うまくなくても強くなくても点は取れると思うので、お互いに動画とかで研究してインカレでは実践できたら良いと思います」

 

――インカレへの意気込みを教えてください。

 「個人はベスト4に入りたいと思います。インカレは関西の大学と一緒になるので、ドローによってはもしかしたら全日本の出場権を獲得できるかもしれないです。まずは全日本の出場権を取れたらいいなと思います 」