シーズン開幕戦 佐藤が自己ベスト更新!/全日本距離別選手権

 長野市のエムウェーブで3日間にわたる全日本距離別選手権が開幕。1日目には佐藤天海(政経3=北杜)と水口浩斗(政経1=池田)が出場した。佐藤は自己ベストを更新する順調な滑り出しを見せるなど、2日目以降にも多くの期待がかかる初日となった。

 

◆10・21~23 第29回全日本距離別選手権(エムウェーブ)

▼男子500メートル(ジュニア部門)

水口浩斗(政経1=池田)――12位、37秒60

▼男子5000メートル

佐藤天海(政経3=北杜)――9位、6分41秒88

 

 今大会、明大の先陣を切ったのはルーキーの水口。自身が得意とする500メートルでの出場。足のコンディション不良で目標であった自己ベスト更新はかなわなかったが、「この空気感を味わえて良かった」と大舞台での経験が大きな収穫となった。

 

 この日、見せ場をつくったのは5000メートルに出場した佐藤。序盤は30秒台でラップを刻むと、勝負の分かれ目となる後半でも「ハードなトレーニングを積んできた」と鍛え上げたスタミナで粘り強さを見せ自己ベストを更新。「納得いくレースができた」と初日を振り返った。佐藤は2日目も1500メートルで出場予定。「調子は一気に上がってきている」と準備は万全。この勢いでさらなる記録更新に期待したい。

 

[久和野寛人]

 

試合後のコメント

水口

――今大会で出た課題はございますか。

 「本番は一発勝負でミスは許されないので、ミスを言い訳にしないように丁寧に滑っていきたいと思います」

 

――入学から成長した部分はございますか。

 「単に鍛えるだけではなく、しっかり意図を持って練習をするということが大学ではできていると思います」

 

佐藤

――自己ベスト更新を振り返っていかがですか。

「目標は6分38秒でしたので、そこには届きませんでしたが開幕戦でベストを更新できて納得いくレースはできたと思います」

 

――2日目への意気込みをお願いします。

「自分の一番得意種目である1500メートルで、ユニバーシアードの代表への切符が懸かっているので全力で滑り切りたいです」