
3選手が5位入賞も悔しさ残る大会に/全日本大学グレコローマン選手権
敗者復活戦が行われた全日本大学グレコローマン選手権2日目。明大からは内田創太郎(政経4=埼玉栄)、三井潤(法3=鹿島学園)、槇井大伍朗(法2=関西)の3選手が3位決定戦のマットへ。しかし、3選手とも善戦むなしく敗れ、5位という結果に終わった。
◆10・19~20 全日本大学グレコローマン選手権(駒沢体育館)
▼55キロ級
内田――5位
▼63キロ級
三井――5位
▼67キロ級
谷津――Repechage1回戦敗退
▼97キロ級
槇井――5位
悔しさの残る大会となった。この日行われた敗者復活戦を明大から3選手が勝ち抜き、3位決定戦へと駒を進めた。その中でも、最も善戦したのが55キロ級の内田。開始51秒で相手を場外へ押し出し、1点を先制する。さらにローリングで2点を追加するなど、果敢な攻めで3点リードし前半を終えた。しかし、後半は相手のペースにのまれ、3分20秒に投げ技を決められ一気に4点を奪われる。その後も内田は悪い流れを変えることができず、相手に5連続得点を許した。終わってみれば4―11と大差での敗北。順位は5位と表彰台に立つことはできなかった。「(前半で)前に押す力を使い過ぎて、体力がなくなってしまったのが敗因」(内田)と悔しさをにじませた。
三井と槇井も敗者復活戦を勝ち抜き3位決定戦に臨んだものの、攻めあぐねた三井は1―3の僅差で敗北。期待の2年生・槇井も、相手に力の差を見せつけられテクニカルフォール負け。2人も5位と表彰台には届かなかった。
「グラウンドを強化していかなければならない」(森陽保監督)と課題が残った今大会。見つかった課題を修正し、次の大会に臨みたい。9月から新体制となった明大レスリング部。今大会はまだ序章に過ぎない。
[末吉祐貴]
試合後のコメント
森監督
――大会全体を振り返ってみていかがですか。
「期待している選手の結果が出なかったことが残念です。一方では、明大はグレコローマンスタイルをメインでやっていない中で、それなりに勝ち上がれたことは選手たちに自力がついてきているのかなと思います」
――今日の出場選手についてはいかがですか。
「当然3位入賞してほしかったというのはあります。残念なのはどの選手にしてもグラウンドで点数を取り切れなかったのが敗因だと思っています」
内田
――リードしていた時の気持ちはいかがでしたか。
「試合を決め切るくらいの点数をあと1個か2個くらい取れていたら、楽に勝てたと思います。もう1個返したかったというのが本音です」
――もう少しで引退ですが、4年間を振り返ってみていかがですか。
「一言で言うと本当に楽しかったです。いい大学、いい部活に入れたと思います」
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