大東大にリベンジならず 敗戦続く/関東大学1部リーグ戦

 今試合の相手はリーグ戦4位に位置する大東大。1巡目では逆転を許し、惜しくも敗れた相手だ。第1Qでオフェンス、ディフェンスともにかみ合わない時間が続き、10点を追いかける展開に。最終Qで巻き返した勝ったものの、相手のシュートを抑えられず66―99で敗北。リベンジを果たすことはできなかった。

 

◆8・20〜11・8 第98回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)

▼10・16 対大東大2回戦(アダストリアみとアリーナ)

明大66{13―22、22―23、19―19、12―35} 99大東大○

 

 スターターは、PG山内龍也(国際3=土浦日大)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)。

 

 試合の入りが結果を左右した。留学生の存在感を見せるゴール下シュートや、3Pシュートが決まり、開始3分で9点差をつけられてしまう。シュートを決め点差を詰めようとしたが、ミスが続き第1Qを13―22で終えた。第2Qでもディフェンスが機能せず、序盤から14点差に。しかし第2Q後半、SF伊藤陸斗(情コミ4=九州学院)の3連続3Pシュートが決まり、開きかけた点差を食い止めた。10点差と詰めて後半へ折り返す展開に、後半では明大の巻き返しが期待された。

 

 しかし第3Q開始後も、流れにうまく乗ることができない。勝利に近づきたい明大は激しいディフェンスで相手を追い詰める。相手の攻める時間を少なくし、オフェンスが単調になるように仕掛けていった。それでも第2Q同様、点差をこれ以上縮めることができないまま最終Qへ。ここで粘りたいところだったが「最後はチェックが甘くなってしまった部分があった」(伊藤陸)。相手の3Pシュートが決まり、徐々に点差は離れていく。試合序盤の点差が最後まで響き、チャンスをつかみ取ることができず。最終的には66―99の大差をつけられた。

 

 「引きずっていたらリーグ戦は戦えない」(PF結城智史・営3=土浦日大)。3連勝からの好調から一転、2連敗を喫した。リーグ戦は後半に差し掛かり、2部降格やインカレ出場を賭けて一戦一戦がさらに重要になる。いつまでも敗戦を引きずっていてはいけない。勝利への執念を見せ、勝ち星をあげてみせる。

 

[小原愛]

 

試合後のコメント

伊藤陸

――流れをつかみ取るために何が必要だったと思いますか。

 「攻める所でしっかり攻め、止まったときにどういう攻め方をするのかを全体で共有していかないといけないと思います」

 

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「前半は10点差くらいで折り返せたのは良かったのですが、後半は特に第4Qで集中が切れてしまってそこで一気に離されたのが課題かなと思います」

 

結城

――終盤、相手チームのシュートの確率が良かったのはどう思いますか。

 「ディフェンスのプレッシャーが弱かったというのはあると思いますが、シンプルに相手の実力が出てしまったタイミングで、そこで自分たちが何もできなかったのが原因なのかなと思います」

 

――これからチームがやるべきことを教えてください。

 「ここからの1週間の練習によっては2部に落ちるところまでいってしまうかもしれないし、中位まで持っていけるかもしれないので、練習がうまくいかないときに声掛けできるように意識していきたいです」