
攻めのバレー貫けず 1―3で専大に敗戦/秋季関東大学1部リーグ戦
秋季リーグ10戦目は専大との対戦。第1セットは中盤まで接戦を繰り広げるも終盤に突き放されてしまう。しかし第2セットは明大が主導権を握り大差で取り返す。その流れに乗り一気に逆転していきたいところだったが第3、4セットは自分たちのバレーをすることができず。連勝は3でストップとなった。
◆9・3~11・6 秋季関東大学1部リーグ戦(小田原総合体育館他)
▼10・15 専大戦(日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館)
明大1{20-25、25-14、17-25、20-25}専大3○
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
OH工藤有史(政経3=清風)、MB金田晃太朗(政経2=駿台学園)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH岡本和也(政経2=五所川原工)、MB安井恒介主将(政経4=市立尼崎)、S近藤蘭丸(文1=東福岡)、Li武田大周(政経3=松本国際)
1、4セット目
MB金田⇄OH前嶋悠仁(法1=日本航空)
第1セットは中盤まで均衡した状態が続いた。試合が動いたのは終盤。ブレークを許すと相手のサービスエースなどが炸裂し流れを止められず。しかし第2セットは一転して明大のペースで試合が進む。「序盤からサーブで攻めることができた」(安井)。相手のミスも絡み6連続ポイントで10―4と突き放す。その後も工藤のブロックアウトや坂本の強烈なスパイクなど多彩な攻撃で得点を重ねていく。終盤には安井の完璧なブロック、近藤のノータッチサービスエースなど明治らしい“攻めるバレー”が多く見られ25―14の大差でこのセットを取り返した。
セットカウント1-1で迎えた第3セット。序盤から坂本、岡本が連続でブロックを決める。「3セット目も継続してサーブを攻められたらもっと違う展開になっていた」(近藤)。相手の勢いにのまれサーブミスが目立ち10―20と大きくリードを許してしまう。そのまま一気に得点を奪われ、最後は相手の2連続サービスエースでこのセットを献上。
後がない第4セット。序盤から互いに一歩も譲らない試合展開となった。「ミスしても良いという考えで打ったら良い形になった」(工藤)。ラインギリギリにサービスエースを決め11―11とするも相手の3連続ポイントで11-14となってしまう。ここで明大は前嶋を投入。「自分の役割はサーブと雰囲気を盛り上げることだった」(前嶋)。クイックが決まりここから逆転かと思われたが何度もサイドアウトが続く。「キャッチが返ってきた後に自分たちに決定力があればどこかで抜けられたのかなと思った」(工藤)。緊迫した展開の中、抜け出したのは専大。自分たちのミスも重なり相手の勢いを止めることができないまま試合終了となった。
「淡々とやってくる相手に合わせてしまって自分たちが上手く乗れることができなかった」(工藤)。明確な課題が見えた専大戦。次戦で秋季リーグ最終戦となるが「自分たちが考えるもっと速いバレーをしていきたい」(安井)。今回の敗戦を切り替え最終戦を勝利で飾れるか。最後まで目が離せない。
[七海千紗]
試合後のコメント
安井
――本日の試合を振り返っていかがですか。
「事前にデータなどで対策を練ってきましたが、そのデータ通りに相手がやってきたのに対して自分たちのバレーができませんでした。レシーブがまだまだ足りていないと感じました」
工藤
――最終戦に向けての意気込みをお願いします。
「勝って終わるのは大前提ですが内容もついてこないと全日本インカレにつながらないので良い流れで終われるように切り替えてやっていきたいです」
近藤
――今後の課題はございますか。
「相手のサーブが強いときはサーブキャッチが乱れると思うのでそのときに自分がしっかり打たせるトスを上げられるように頑張っていきたいです」
前嶋
――途中出場から何本か得点を決めましたがご自身としてはいかがですか。
「初めて出て得点を取れて良かったですが、ここからもっとチームのためにやっていきたいと思います」
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