初戦を快勝し2日目につなげる/全日本学生体重別団体優勝大会

2022.10.15

 明大はベイコム総合体育館で行われた全日本学生体重別団体優勝大会に出場した。初戦は日本文理大。先鋒から相手を圧倒して順当に勝利を重ね、終始明大のペースで試合が進む。結果は6ー0と快勝し、初戦を白星で飾った。

 

◆10・15全日本学生体重別団体優勝大会(ベイコム総合体育館)

▼明大――1回戦突破

 

 ついに団体日本一を決める大会が始まった。初戦の相手は1回戦で京都産大との死闘を勝ち抜いた日本文理大。勢いそのまま明大に食らいつくかと思われたがその心配は無用だった。先鋒の竹村虎之(政経2=大成)が試合終盤に合わせ技で一本勝ちをしたことを契機に副将戦まで明大が次々に勝利を収める。明大は6―0と日本文理大に一度も勝利を与えず圧倒した。

 

 しかし「最後、ポイントゲッターである関本(賢太・商2=習志野)が引っかかってしまった」(中濱真吾監督)と決して納得のいく結果ではなかった。大将の関本は相手を完全に攻めきれず引き分けに終わり、完全勝利とはならず。「団体戦はポイントを取るべきところを取り、相手のポイントゲッターを止めることが重要となるが、そこが団体戦の難しいところ」(中濱監督)。今大会では関本をはじめ、光岡岳人(商2=大牟田)や平山舞人(商2=新田)など、軽量級の選手たちが優勝へのキーマン。ここでいかに勝ち星を重ねられるかが次戦以降のカギとなってくる。

 

 昨年度、準優勝に終わり辛酸をなめた今大会。「選手たちも悔しい思いもしており、絶対に勝つという気持ちと共に乗り越えてきているので、優勝を目指して頑張りたいと思う」(中濱監督)。次戦以降はさらなる強敵との試合が予想されるが、明大の柔道を貫き昨年度の悔しさの払拭を目指す。

 

[戸部匡貴]

 

試合後のコメント

中濱監督

――試合前の選手がリラックスしていたがどう思いますか。

 「今日は初戦でそんなに固くなるようなところではないですし、選手たちも気楽にやれていました。また、ここまでしっかりと稽古を積んできた自信は絶対にあると思います」

 

――2週間前からはどのような準備をされていましたか。

 「選手たちと相手チームの戦力を見ながら話し合いをしました。そして団体戦には選手それぞれの役割があります。負けないことと取りにいくところは取る、そのメリハリをつける必要はありますね」