
男子フルーレ 個人と団体で共にベスト8/関東学生選手権
全日本学生選手権(以下、インカレ)の出場権が懸かる今大会。1日目は男子フレーレの個人戦、2日目は男子フルーレの団体戦が行われ、明大からは4人が出場。個人戦では成田航也(政経4=秋田北鷹)主将と堀部聖太(政経2=岩国工)がベスト8入りを果たすなど健闘した。団体戦では3回戦で強豪・早大と対戦。実力の差を見せつけられ敗北を喫したものの、最低目標であるベスト8入りを果たした。
◆10・11~13、20~21 第74回関東学生選手権(駒沢体育館)
▼男子フルーレ個人 成田――7位、堀部――8位、柏崎――18位、森――19位
▼男子フルーレ団体 明大――7位
〈男子フルーレ個人〉
順調な滑り出しを見せた。全員が予選プールを全勝で勝ち進みトーナメント戦へ。堀部は1、2回戦で15―11の両者得点を取り合う試合を展開。「予選プールにうまい選手が多くきつかった。しかし、集中していい動きができていたので、それをトーナメント戦でも発揮することができた」(堀部)。しっかりと勝ち切り準々決勝へ駒を進める。相手は全日本選手権のファイナリストにも残った強敵・川村(早大)。「以前、練習した際にいい試合ができたので心のどこかに余裕があったが、勢いに乗る相手に負けてしまった」(堀部)と3―15という圧倒的な点差で敗北。翌日に控える団体戦へ気持ちを切り替えた。
成田も準々決勝までは「予選を全勝することで、いいヤマに入ることができた」と失点をロースコアに抑え難なく駒を進めていった。迎えた準々決勝。序盤は相手の様子をうかがい、互いに均衡したスコアで試合が進むも、成田が相手のスキを突き5連続でポイントを奪取し11―7に。相手を突き放し優勢かと思われたが「急いで点を取りにいってしまった」(成田)。自身の焦りから同点まで追い付かれ、最後は14-15で敗北。1点差での結末に悔しさをにじませた。
〈男子フルーレ団体〉
大会2日目には団体戦が行われた。シードの明大は2回戦から登場し、対するは東北学大。「どうしても落とせない試合で、次の早稲田戦を見据えてもしっかり戦わなければいけないという気持ちで臨んだ」(柏崎瑞仁・理工4=田名部)。インカレの出場権が懸かる一戦にチーム全員が気を引き締めた。成田が5点連取で先手を取ると、その後も相手に逆転のスキを与えない。「チームワーク的にもいい流れだった」(成田)。最終スコア45―22と圧倒しベスト8に進出した。迎えた準々決勝の相手は今年6月の全日本学生王座決定戦で優勝した強豪・早大。予想通り、試合は最後まで苦戦を強いられる展開に。序盤は3点差まで食らいつく場面も見られたが、中盤以降はダブルスコアをつけられる時間が多くなった。「個人の実力が、1段階も2段階も上だったというのをみんな痛感した」(柏崎)。最後は最終スコア22―45でベスト8敗退が決まった。
男子フルーレの今大会最高成績は個人、団体ともにベスト8。残された調整期間を経て、来月のインカレでのさらなる活躍に期待したい。
[正野真由夏、渡辺悠志郎]
試合後のコメント
成田
――インカレに向けての意気込みをお願いします。
「インカレまであと少ししかないですが、今の状態よりもっと何かを習得した状態で臨んで、早稲田とまた当たることがあったらリベンジしたいなと思います。個人としては去年がベスト16で落ちてしまったので、今年はベスト8以上を目指したいです」
柏崎
――インカレへの意気込みを教えてください。
「僕は大学4年生ですが次が初めて出るインカレです。今まで個人として1回も出られていないので、とても楽しみな気持ちと最後に爪痕を残したいという気持ちもあるので、残り少ないですが気合いを入れて練習をしていきたいと思います。チーム戦においては、チームをまとめられるようにしたいです。4年生として後輩に何か残せればいいなと思っているので、頑張っていきます」
堀部
――トーナメント2回戦の相手を振り返ってみていかがですか。
「代表で一緒にやっていたような子との対戦で、心配だったのですが、予選からいい動きができていたことから落ち着いてプレーして勝つことができました」
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