
試合後コメント(駒大戦)/関東大学女子リーグ1部2部入替戦
雨天により順延していた関東大学女子リーグ1部2部入替戦(以下、入替戦)が約3週間の中断を経て行われた。駒大に見事勝利したことにより、明大は1部残留が決定した。この記事では、入替戦の試合後インタビューをお届けします。
上原真吾監督
――明大の1部残留が決まりましたが、率直な気持ちを教えてください。
「ほっとしているというのが本音ですが、よくやってくれたなと思います。勝ち方としても悪くなかったし、しっかりと1部としての戦いぶりを見せられたと思います。強い気持ちで戦ってくれたのでその結果が勝利に結びついたと思います」
――4年生はどのような代でしたか。
「彼ら、彼女たちが1年生のときに初めて関東大学女子1部リーグ戦(以下、リーグ戦)をやってそれからコロナで間が空いてしまって、経験者がいない中で4年生が引っ張るのはとても難しかったと思います。コロナ禍でも毎月振り返りと目標を書かせたりして、モチベーションが落ちないようにやってきましたが、その中で自分自身が強くなろうという思いを持ってくれました。個人戦でも強くなりチームの輪が太くなっていって、より強固なチーム一丸となってできた代でした。男子も女子も今までになく成長した代だったなと思います」
竹本萌乃(政経4=高松北)主将
――徳安莉菜(文3=野田学園)選手との最後のダブルスはいかがでしたか。
「良かったです。あまり練習ができないまま今回の入替戦を迎えたので、雨天により中断していたことが逆に良かったなと思います。(徳安とのダブルスは)やはり安心感がすごくあって、前でも後ろでもお互いが自分のやることをやれば負けることはないと思っていました。中断前は若干緊張もあってその緊張が悪い方向にいき気味でしたが、今日は2人とも積極的にいけたことが良かったです」
――主将として1年を振り返っていかがでしたか。
「やはりみんなにありがとうという気持ちです。しっかり部活としてテニスをするということは大学生になって初めてやったので、そんな中でキャプテンというのは正直不安でした。うまく言葉で伝えられないこともある中で、部活以外にも練習したりなど自主練習をする姿を見せて、後輩を引っ張っていこうという気持ちでした。後輩に少しはそうした姿を見せられたかなと思いますし、みんなの意見を1番大事にしてみんなにもたくさん助けを求めました。この1年間は特に周りの方に支えられて、自分も最後までやってこられたと思います」
――今日は周りからの応援もたくさんありましたが、いかがでしたか。
「昨日から同期や後輩から LINEなどで応援メッセージをもらったり、今日も『応援しますね』とかたくさん言ってくれたりして、1ポイントずつ周りをしっかり見て自分のコートではないところにもガッツポーズをしました。1人の力だけではこんなにうまくはいかなかったと思います」
尾﨑眞理佳(文4=明大明治)主務
――そばでサポートし続けていていかがでしたか。
「自分は大学に入ってから対抗戦や団体戦でもメンバーとして出ることがほとんどありませんでした。特にこんな大舞台でみんながハイレベルな試合をしているのは、自分では考えられないくらいのプレッシャーとかたくさんの思いがあったと思います。その中で戦ってくれていて、やはり明治のみんなは強いのだなと思いました。さまざまな感情がありますが、すごいなと思う気持ちと、本当に感謝の気持ちと、その二つが1番大きいです」
――代替わりとなりますが、4年間を振り返っていかがでしたか。
「周りのスポーツ推薦の人たちは全国レベルの人たちだと分かっていたので、(最初は)入ることも怖かったです。入ってからしばらくの間は、みんなとテニスのレベルが合わなくて、部に対して迷惑を掛けてしまっていると思っていました。毎日朝起きて、もう行きたくないなと思いながら部活に行く生活が続いていたので、正直苦しかったところもあります。特に最後の1年間は一般生が1人の中で、自分がいかにチームの中で作用していくかが大事だということも分かっていたので、自分にプレッシャーをかけすぎていました。そんな中でも最後までしっかりやり抜けたことは良かったなって、ありがとうって思います」
南口亜美(国際3=野田学園)
――1部残留が決まりましたが、今の率直な気持ちを教えてください。
「みんなが勝ってくれて、1部残留が決まって本当に良かったなという気持ちがあります。しかし、2部の大学に1勝させてしまったことは相手の自信になってしまったと思いますし、1部で戦ってきた中で2部に負けてしまって反省点が多い試合でした。うれしい気持ちと悔しい気持ち、ふがいなさが今はもやもやしています」
――今試合で代替わりを迎えますが、4年生はどのような代でしたか。
「3人についていきたいと思ってついてきた1年だったので本当に感謝しかないです。4年生は私たちが分からないくらいのプレッシャーの中で戦ってきてくれました。後輩に苦しいところを見せずにやってきてくれたので、そこは引き継がないといけないと思います。3人が残してくれたものを引き継いで、全日本大学対抗王座決定試合(以下、王座)優勝したいと思っています。本当に3人が先輩で良かったです」
吉田華菜子(法3=仁愛女子)
――試合が一度中断し、かなり延期されましたがいかがでしたか。
「約1カ月間空いてその間に関東学生選手権(以下、夏関)の個人戦があったので、試合勘はそのままにできた部分があります。メンタルは1カ月空くということで少し緊張というか、もう一回頑張らないといけない部分はありましたが、体力的には一旦リフレッシュすることができたのでその意味では良かったと思います。また、相手の特徴とかも考えながら練習することができました」
――来年は最高学年となりますが、意気込みをお願いします。
「今の4年生がつくってくれたチームをよりいい形で引き継いで、自分たちらしく王座優勝、リーグ優勝に向けて全力で同期3人と協力しながら、日本一になるための準備をしていきたいです。普通の生活も1度見直して、1年後を逆算して個人戦でもしっかり結果を残して明治が強いことを今まで以上に他校に思わせられるように、1年頑張っていきたいと思います」
鈴木渚左(国際2=野田学園)
――試合全体を通してご自身のプレーの良かった点と反省点を教えてください。
「反省点は最初のゲームのときに緊張で動きが固くなってしまい、ボールが浅くなってどんどん相手に前に入られてしまうような、(相手が)やりやすいプレーになったことです。そこは入り方をもう少し自分の頭の中で整理してやらなくてはいけなかったと思っています。良かった点はなかなかうまくいかない中で応援の人の顔を見たり、視野を広くして周りをよく見たりしてプレーできたので、そこは今までよりは良くなったと思います」
――代替わりを迎え、一つ学年が上がることに対して意気込みをお願いします。
「自分はまた来年も勝たなくてはいけない立場で、みんなを引っ張っていく立場になると思います。その中でさらにみんなに力を与えられるように、安心して任せてもらえるように頑張りたいです」
五十嵐唯愛(政経1=四日市商)
――リーグ戦初勝利となりましたが、率直な今の気持ちを教えてください。
「1年生同士の対決となって、相手は東海地方の人で高校時代に対戦したことがあったので負けられない戦いでした。今までリーグ戦に出させていただいたときは競っていても勝てていなかったので、今回勝ててほっとしている気持ちと1部に残留できることに貢献できたので良かったなという気持ちでいっぱいです」
――今後の意気込みをお願いします。
「4年生の先輩方が1部で戦えるステージを私たちに残してくださいました。来年は後輩も入ってきて2年生になるので、今年の経験を生かして来年こそは王座に出場したいと思います」
――みなさんありがとうございました!
[出口千乃、渡辺悠志郎、井手満菜]
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