
終盤に耐え切り青学大に辛勝 連勝を3に伸ばす/関東大学1部リーグ戦
今試合の相手は1巡目に勝利している青学大。前半からリードはするものの相手の反撃を受け、点差を広げられず重い展開が続く。第4Qには一度逆転を許すなど窮地に追い込まれたが、最後は明大が粘りを見せ勝利。リーグ戦3連勝を飾った。
◆8・20〜11・6 第98回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)
▼10・9 対青学大2回戦(日体大世田谷キャンパス)
○明大70{19―10、13―19、20―16、19―24} 68青学大
スターターは、PG山内龍也(国際3=土浦日大)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)。
第1Qは、山内のシュートを皮切りに連続で7得点を奪うなど明大のペースで進む。直後に3Pシュートを2本許し1点差に詰め寄られるが、その後は息の合った攻撃を続けて得点を重ね、9点リードで第1Qを終える。しかし、続く第2Qは開始早々にスキを突かれて流れが相手に傾く。わずか3分で11点を奪われ逆転を許してしまう。それでも、明大もすぐに追いついて立て直す。1点リードで迎えた終了間際に田邉が得点を決め32-29で前半を折り返した。
第3Qは吉村の3Pシュートから試合が動き始める。さらにその後も得点を決め、8点差に広げる。その後は大きく点差が動くことなく一進一退の攻防に。「3Pシュートが当たっていなかったのが(点差を広げられなかった)大きな原因」(田邉)と決定力を欠き、主導権を握り切れない我慢の時間が続き7点差で第3Qを終えた。迎えた第4Q、またしても流れが相手に傾く。9点リードの状況から猛攻を受け、残り時間5分30秒時点で逆転を許す。窮地に立たされた明大だったが「流れは悪かったが思い切って外から打っていった」とPG平松克樹(情コミ2=福岡大大濠)が勝利を手繰り寄せる逆転の3Pシュートを決める。その後も粘る青学大を振り切り明大が接戦を制した。
これで今季リーグ戦初の3連勝となったが「内容的には反省することが多かった」(田邉)と1巡目は2桁点差で勝利している相手との試合だったこともあり、結果に満足する様子はない。それでも、2試合連続で1桁点差の試合に競り勝ち、試合終盤の粘りが課題だった1巡目から確かな成長が見られた。次戦も1巡目に勝利している日体大。どこまで連勝を伸ばせるか期待がかかる。
[松田遥歩]
試合後のコメント
田邉
--1巡目に勝てた相手だがどのような対策をしましたか。
「一人一人の能力で勝っている相手だったのでチームで守るというよりは一人一人が相手を倒すという感じでやっていました」
--今後の意気込みをお願いします。
「今までやってきて、チームとして良くなってきている部分も、できなくなってきている部分もあるのでしっかりそこを共有して次につなげることができればと思います」
平松
--今日の試合を振り返っていかがですか。
「途中で接戦になってしまいましたが、我慢して粘った結果が今日の勝利につながったと思います」
--接戦に勝ち切れるようになってきた要因は何ですか。
「1巡目は追い上げられたり、点差が縮まってきたタイミングで我慢できずに崩れて、そこから離されていましたが、経験を重ねて、チームでも声を掛け合い、試合に出ている5人だけではなくてベンチにいるみんなも声を掛けながら試合をできているのが、今の接戦を勝てている状況につながってるのではないかと思います」
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