秋季リーグ9戦目 学芸大にフルセットの末勝利/秋季関東大学1部リーグ戦

2022.10.03

 秋季リーグ9戦目の相手は学芸大。第1セットは相手のすばやい攻撃に圧倒されるも第2セットで流れが変わり接戦を制した。第3セットは取られてしまうが、勢いに乗った明大は続く第4、5セットを連続で制し秋季リーグ3勝目を飾った。

 

◆9・3~11・6 秋季関東学生1部リーグ戦(小田原総合体育館他)

▼10・2 学芸大戦(会場名非公開)

〇明大3{15-25、25-23、23-25、25-22、17-15}学芸大2

 

<スターティングメンバー>(ローテーション順)OH工藤有史(政経3=清風)、MB金田晃太郎(政経2=駿台学園)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH岡本和也(政経2=五所川原工)、MB安井恒介主将(政経4=市立尼崎)、S近藤蘭丸(文1=東福岡)、Li武田大周(政経3=松本国際)

 

2、3セット目MB金田⇄MB溝井健太(商3=洛南)

 

3、5セット目OH岡本⇄OH菊池健介(商2=雄物川)

 

 「相手の攻撃が速くてブロックに対応できなかった」(工藤)。第1セットはクイックを何度も決められ、相手にゲームの主導権を握られてしまう。続く第2セット、工藤のサービスエースでゲームが始まった。序盤から岡本のアタックや安井のクイックなど多彩な攻撃で点を重ねていく。「スパイクを大事なところで決め切れた」(岡本)。互いに点を取り合う展開となるが、25―23で接戦を制した。

 

 セット数がきっ抗する中で迎えた第3セット。高いブロックに阻まれ6―12と6点の差を付けられてしまう。その後、坂本や工藤の攻撃で20―21と1点差まで追いつくも最後はアタックを決められ相手にリードを許してしまう。しかし、追い込まれた明大は第4セットで白熱した試合を見せた。試合中盤まで点差の開かない競った展開が続く。相手のアタックで16―18となるも3連続で得点が入り逆転する。第4セットを奪い、勝負の行方は最終セットに。

 

 運命の最終セット。序盤から相手にリードされてしまう。しかし坂本、岡本ら2年生の攻撃が光った。6―10と点差を付けられていたところを12―12と同点まで追い上げる。両チーム譲らずラリーが続き、ジュースに持ち込むも最後は明大が攻め切り今季3度目となる白星を獲得した。「2年生が頑張ってくれて最後まで諦めずに追いついてそこから逆転できた」(安井)。

 

 次戦の相手は専大。「2連勝で勢いづいているのでこのまま自分たちのバレーをして勝ち切れるように頑張りたい」(岡本)。残す試合もあとわずか。この勢いに乗り、3連勝を目指す。

 

[坂内咲月]

 

試合後のコメント

安井

――今試合の勝因は何でしょうか。

 「ブロックが機能していたことと、大事なところで決めきることができたところだと思います。相手に流れを渡さずしっかり主導権を握ってプレーできたと思います」

工藤

――最終セットを振り返っていかがですか。

 「中盤以降少し点差を離されたときに自分たちで崩れずに粘ってできたと思います」

 

岡本

――専大戦に向けて強化するところはございますか。

 「チームの課題としてサーブがあると思っていて、今試合もサーブミスがチームとして多かったと思うのでもっと制度と威力を求めて頑張りたいと思います」

 

近藤

――1年生として多く起用されていますがいかがですか。

 「セッターというチームの大事なポジションとして使われていることはありがたいと思うので、期待に応えられるように頑張りたいと思います」