指揮官の采配的中 4―0で早大撃破 /関東大学サッカーリーグ戦

2022.10.02

  およそ1か月半のリーグ戦休止期間を経て迎えた第15節は早大との一戦。前半は太田の得点で先制して折り返す。後半、指揮官の軌道修正がうまくいき3ゴールを決めて4―0で勝利。前期に1-1で引き分けた相手に快勝を果たした。

 


 田中克が第5節、林幸が第8節以来となる先発出場を果たした今試合。久しぶりの舞台に意気込みを持つ2人が前半から存在感を示した。試合は前半。4分CK(コーナーキック)を獲得。田中克の正確なキックに、相手の守備の背後をうまくかいくぐった太田が頭で合わせた。「田中克が帰ってきてからクロスの形も増えて、質も上がった」(太田)。前半リードを保ったまま後半へ向かった。


(写真:スタメン復帰を果たした林幸)


 後半は指揮官の修正が見事にはまる。「もう一度、自信を持って挑戦者として日頃のトレーニングでやっていることを出し切っていく」(栗田大輔監督)ことをハーフタイムに指示。攻撃のテンポや攻守の切り替えに対する意識の変化が現れたのは53分。左サイドハーフの中村が角度のない位置から右足で相手GKのニアへ勢いよくシュート。GKのセービングをはじき返してネットに突き刺し追加点を奪った。勢いづいた明大は59分には林幸が自身で獲得したPKを決め3点目。73分には熊取谷がダメ押しのヘディングを放ち勝利を決定付ける。意識改革が後半3得点の呼び水となり、うれしい勝ち点3を獲得した。


(写真:同じくスタメン復帰を果たした田中克)


 前半は先制しながらもシュート数は2本にとどまっていた。しかし後半は12本ものシュートを放ち「別のチームになっていた」(栗田監督)。約1か月の中断期間には3日間の合宿を敢行。『超える』というスローガンの下にフィジカル的なトレーニングと対人練習に取り組んできた。合宿を経てチームの一体感を向上させたことが大差での勝利を生み、5連勝達成の引き金となった。次戦は拓大と対決。中断期間でパワーアップした新生・明大サッカー部がリーグ戦の頂を狙う。


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[石田聖]