2巡目初戦 白鴎大に勝ち切れず/関東大学1部リーグ戦

 リーグ戦の2巡目が始まった。今試合の相手は現在リーグ戦4位の白鷗大。序盤は明大の3Pシュートが光り格上相手に粘りを見せる。点差を7点に抑え、前半を折り返す。第3Qは白鴎大に食らいつくも、第4Qは明大が失速。相手との点差がどんどんと開いていく展開に。結果、62―77と2巡目初戦を白星で飾ることはできなかった。

 

◆8・20〜11・8 第98回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)

▼10・1 対白鷗大2回戦(筑波大体育館)

明大62{15―17、19―24、19―18、9―18} 77白鷗大○

 

 スターターは、PG山内龍也(国際3=土浦日大)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)。

 

 今試合の相手は1巡目で明大が大差をつけられ敗北した格上・白鴎大。試合開始直後は白鴎大のペースで進んだ。相手の力強いディフェンスで明大は思うように得点できず、点差を離されてしまう。それでも第1Q中盤、田邉が3Pシュートを決めたことを皮切りに明大は徐々にペースを取り戻す。その後も4本の3Pシュートを決め追い上げを見せ第1Qは15―17と2点ビハインドの接戦終えた。第2Qでも明大の3Pシュートは光り、格上相手に善戦を見せる。前半は34―41とわずか点を追いかけるスコアで折り返した。

 

 後半も一進一退の攻防が続いた。第3Qでは一時、点差を離されるも、田邊がステップバックの3Pシュートを決め華麗なプレーを見せるなど明大は粘り強くオフェンスを続け第3Qを53―59で終える。しかし、第4Qでは「留学生のオフェンスリバウンドを抑えようと話していたが、取られてしまった」(田邉)と相手の勢いを止めることができず点差が開いてしまう。その後は点差を縮めることができず62―77で敗北に終わった。

 

 「1巡目で試合を重ねていく中で自分たちのバスケットが確立され、前回より点差を詰められた」(勝山)。惜しくも敗北に終わったが、チーム力が見えた今試合。次回の相手は現在リーグ戦1位専大。前回の試合では100点ゲームを喫している。1巡目で学んだことを活かし明大のバスケットをやり遂げることが勝利のカギとなるだろう。

 

[戸部匡貴]

 

試合後のコメント

田邉

――今日の試合を振り返っていかがですか。

「チームの3Pシュートの調子が良かったので積極的に狙っていましたが相手の留学生のところで得点を刻まれてしまったことが今日の敗因だと思います」

 

――2巡目初戦として気持ちの変化はありましたか。

 「1巡目で勝てそうな試合を何個か落としてしまいチームとして勝ちにこだわっていたので今日のオフェンスにその気持ちが表れたのは良かったと思います」

 

勝山

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「今日の入りはかなり悪く、途中で田邉が3Pシュートを決めて立て直したと思います。3ピリで同じことが起きても修正が効かなかったので修正する力が出せなかった部分が敗因と思います」

 

――2巡目の目標をお願いします。

 「チームとしては10勝、降格免れて入替戦もしないでインカレに臨むことが一番だと思っています」