
東洋大に敗戦 次戦に課題を残す結果に/関東大学リーグ戦
秋季リーグ戦4試合目の相手は、昨年度、公式戦無敗で三冠を達成した東洋大。今春の公式戦では4年ぶりに勝利を収め、優勝へと大きな弾みをつけた。しかし、今回は序盤から相手の猛攻を受け、苦しい展開に。その後も流れをつかむことができず、3―9で完敗。次の試合に大きな課題を残す結果となった。
◆9・3~12・4 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼9・25 対東洋大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
明大3{0-2、2-5、1-2}9東洋大〇
王者の壁はやはり高かった。第1Pから「相手のペースにのまれてしまった」(FW亀田歩夢・文4=釧路江南)と序盤から相手に主導権を握られ、立て続けに2失点。なおも第1Pシュート合計22本と攻撃の手を緩めない相手に対し、ペナルティーで1人欠けるという劣勢が続くが、GK渡邊周(文2=武修館)の好セーブもあり、追加点は許さなかった。何としても追い付きたい明大だったが、続く第2Pでも開始1分で点を奪われる展開に。しかし、相手の攻撃のスキをつき、DF鍛冶優輝(政経4=武修館)のロングパスを1人抜け出していたFW三浦稜介(政経3=駒大苫小牧)が受け取り、この試合初ゴールを決める。さらに丸山詳真(商3=清水)が追加点を挙げ、やっと流れをつかんだと思われたが、度重なるペナルティーと守備の乱れから連続失点を許し、点差は最大7点に。終盤に亀田が果敢な攻めを見せ、意地の1点をもぎ取るも「自分たちのゾーンで攻められる時間が失点につながった」(鍛冶)と相手の持ち味であるスピードと1対1での強さで押し負け、明大の本領を発揮できず。大差での敗北を喫した。
前回は接戦を制し、勝利した相手だったが、FW中條廉主将(政経4=白樺学園)は「春より(状態が)落ちてしまった」と敗因を分析する。これまで優勝を目指す明大に幾度となく、立ちはだかってきた東洋大。今大会の優勝そして、3冠に向けてもやはり、東洋大への勝利が大きなカギとなる。セカンドリーグでまた宿敵・東洋大と再戦するが、「勝てる相手なので弱気ではない」(亀田)と今回の悔しさを胸にリベンジを誓う。
[原田青空]
試合後のコメント
中條
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「2周、3周目があり、今日だけで終わりではなく、この負けをどうするかが大事なので、今日の負けを無駄にしないよう次の練習から頑張っていきたいです」
――主将として次戦どのように立て直していかれますか。
「早大戦なのですが、自滅、反則しないように自分たちのペースで5対5で戦って、そこから自分たちの流れで勝っていけたらなと思います」
鍛冶
――副主将として次の試合に向けてはどう立て直していかれますか。
「大事な部分は守りで崩されているので、上位戦になったら、さらにレベルの高い相手と対戦していかないといけないので、その守りを大事にしていかないといけないと思います」
――次に東洋大と戦うときはどのようなところを改善して勝利していきますか。
「もっと自分たちが相手のゾーンでプレーすることを意識して、深いゾーンで戦うことができれば。春のように戦って、チャンスで決めることができれば、勝利でき、怖くない相手だと思うので、まず守りを意識していきたいです」
亀田
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「終始攻められる場面が多かったのですが、自分たちのプレーを続けようと心がけていました。今日は厳しい内容でしたが、次につなげることを意識してプレーしました」
――自分たちのプレーができた場面はありましたか。
「今までの試合に比べると、相手の詰めが速くて思うようなプレーができなかったのですが、終盤から少しずつできるようになって、そこは今回の試合で得ることができた部分だと思います。今日は相手のペースになる時間が長かったなと感じました」
丸山
――今日の試合に向けてはどんな意気込みで臨みましたか。
「今日の試合の勝敗関係なく次のリーグに進むことは決まっており、今日の勝ち点も次のリーグに持ち越されないので、勝っても負けてもどっちでも良かったという気持ちがみんな少しはあったため、そういう部分でスキがあったのかなと思います」
――次の意気込みをお願いします。
「今日は点差開いて負けてしまったのですが、ファーストリーグの試合もまだ2試合残っていますし、課題をみんなが意識持ってしっかり練習して、早大戦までに修正し、次のリーグに向けて準備していきたいです」
関連記事
RELATED ENTRIES