
大量得点で法大に勝利 決勝トーナメント進出を決める/関東学生秋季1部リーグ戦
初戦で早大に勝利を挙げて迎える2戦目の相手は法大。開始早々に失点したものの、すぐさま逆転して前半を4―1で折り返す。後半も得点を積み重ねて6―2で勝利。この結果を受けて明大の予選Bプール勝ち抜けが決まった。
予選2試合目の相手は法大。「テクニックがあるチーム」(小池文彦監督)と相手を警戒するもその予感は的中。第1Qの6分、浮き球のパスの処理をミスしたところを相手に突かれて先制点を与えてしまい幸先の悪い試合の入りとなってしまう。しかし明大の士気は下がることがなく「スイッチが入り、勢いづいた」(DF小林弘人主将・政経4=今市)。そこからは12分のFW大岡凌磨(政経3=今市)が、13分にはFW山村晃生(営2=岐阜総合学園)がそれぞれ華麗なパスワークから立て続けにゴールに流し込み、一気に逆転に成功をする。第2Qの4分にはカウンターの状況でFW大森行洋(商4=伊吹)が相手ゴールの前まで持ち運び一度はGKにはじかれたが再び詰めてゴールを沈める。14分、DF高松雄飛(政経3=丹生)が、相手がゴール前に密集した中から振り抜き追加点を挙げて、試合を3点リードで折り返した。
第3Q、逆転を狙う法大が激しい攻撃を仕掛ける。14分には相手のPC(ペナルティコーナー)から失点を許してしまい1点を返されてしまう苦しい展開に。それでも小林弘を中心に統率の取れた守備やGK坂本樹哉(法2=飯能南)の体を張ったシュートブロックで幾度となく危機を回避。FG(フィールドゴール)ではゴールラインを割らせることなく、セットプレーからの失点だけにとどめた。第4Q7分には大岡が相手GKを引き付けたところからパスを受けたFW大塚皓平(文3=飯能南)がネット左隅を突き刺す豪快なシュートを決め、試合を決定付けた。試合中は終始、法大を圧倒。6―2と大量得点で勝利をした。
この試合の結果、明大の予選リーグでの勝ち抜けが決定。次戦は予選リーグ1位の座を懸けて東農大と対戦をする。「目標は関東学生秋季1部リーグ戦(以下、秋季リーグ)優勝なので、グループリーグは全勝をして通過したい」(大岡)。あと一歩のところで関東学生春季1部リーグ戦優勝を逃したあの時の悔しさを忘れてはいない。2020年の秋季リーグに優勝した時、現在の3年生は1年生だった。かつての先輩たちの背中を追い求め、悲願の秋季リーグ優勝を遂行するために。次戦の勝利は必要不可欠だ。
[石田聖]
試合後のコメントはこちら
小池監督
――今日の試合に向けてどのような準備をしましたか。
「サークルの中での攻撃面を集中することと言いますか、しっかりと押し込めることを注意してやりました。またPCなどのセットプレーもしっかり練習をしました」
――次戦の東農大戦の意気込みをお願いします。
「ここからは日本学生選手権前の試合になってくるのでそこに向けてもっともっとPCを公式戦で決められるように練習することと、どんなチームであってもディフェンスは失点を少なく、フォワードはワンチャンス 1点という気持ちでやっていければと思います」
小林弘
――本日の試合を振り返っていかがでしたか。
「先制点を相手に取られたというところで入りが悪くて失点してしまう場面は想定内でした。ですがすぐに立て直してスイッチが入ってからは自分たちのペースでずっとプレーできていたのでそこは前回の試合よりもいいゲームができたかなと思います」
――先制された後を振り返っていかがですか。
「1点決められると自分たちもスイッチが入ります。たしかに向こうも勢いづいてくるのですけれど決め返して同点になってそのままの勢いで2点決められたのは良かったと思います」
大岡
――今日の試合を振り返ってください。
「前半の5分くらいで決められてしまってチームとしては一気に気が落ちてしまうところだったのですが自分たちのやるべきことを焦らずにできたことで第1Qの15分で逆転でき、なおかつ第2Qや後半以降も得点を重ねることができたと思います」
――今日の反省点はありますか。
「後半に点が入って点差が離れていくにつれて守備が曖昧になってきてマークの受け渡しや後ろからのコーチングがおろそかになっていたのでそういうところは次の試合では気を付けて臨もうと思います」
――2ゴール1アシストの自身の活躍を振り返ってください。
「チーム内の最初の得点が僕で、チームに勢いをもたらした点では良かったと思います。ですが点差が離れていくにつれて、自分のプレーが単調というか、相手によっては読みやすいというプレーが多かったので最後まで集中してプレーできればと思っています。結果的に2ゴール1アシストというのはいい結果だと思っているのでそこは継続していきたいと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES