
明大対決制す 副田・横田組がベスト8進出/関東学生選手権2日目
大会2日目を迎えた関東学生選手権(以下、夏関)。シングルスはベスト16、ダブルスはベスト8を懸け、それぞれ2回戦が行われた。明大からは15組が出場し、シングルスは8人全勝、ダブルスも4組がベスト8に残る活躍を見せた。
◆9・21〜27 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド)
▼9・22
[男子シングルス2回戦]
○徳 2{0―6、6―4、10―8}1 青木(日大)
○河内 2{6―3、6―0}0 大田(法大)
○飯田 2{6―2、6-2}0 石川(中大)
○太田 2{6―3、1―6、10―4}1 林(慶大)
[男子ダブルス2回戦]
町田・飯田組 0{2―6、6―7}2 副田・横田組(明大)〇
○宮永・太田組 {棄権} 有本・菅谷組(慶大)
坂井・野田組 0{4―6、6―7}2 石垣・手嶋組(日大)○
○副田・横田組 2{6―2、7―6}0 町田・飯田組(明大)
○村田・山中組 2{7―5、4―6、10―7}0 天崎・山内(日大)
[女子シングルス2回戦]
○吉田 2{6―2、6―3}0 湯浅(専大)
○南口 2{2―6、6―4、10―7}1 平田(早大)
○鈴木 2{6―0、6―3}0 宮田(早大)
○丸山 2{6―3、6―4}0 千原(山梨学大)
[女子ダブルス2回戦]
竹本・五十嵐組 0{6―7、3―1}1 大川・堤組(慶大)※
○徳安・鈴木組 2{4-6、6-3、11-9}1 渡邉・梶野組(早大)
※雨天のため、順延
【男子ダブルス2回戦:横田大夢(政経3=足利大付)・副田温斗(営3=四日市工)組VS町田晴男子部副将(文4=四日市工)・飯田翔(商2=足利大付)組】
注目の明大対決を制した。今季のリーグ戦で活躍した町田・副田組と横田・飯田組だったが、今大会にはペアが入れ替わる形での出場。そのため「横田とは相手の特徴について意見交換しながらできた」(副田)。第1セット、互いにキープが続く展開から試合を動かしたのは横田・副田組。第5ゲームに町田の二度のダブルフォールトから、リードを奪った3年生ペアが先にブレークに成功する。自分たちのサービスゲームでは「僕がサーブを打った時に(副田)は3球目にワンタッチでボレーを決めてくれる」(横田)。それぞれが得意な形を発揮し、一度のブレークも許さない完璧な流れに。最終的に第1セットは、第4ゲームから5ゲーム連続で獲得し、6―2で横田・副田組が制した。
勢いそのままにいきたい第2セットは、我慢の展開が続く。町田のストロークと飯田のボレーが要所に決まり、簡単にはブレークを許してもらえない。互いに一度もリードを許さずに試合はタイブレークに突入する。一時は5―3と町田・飯田組がリードをしたものの、最後は横田・副田組が押し切り、9―7で制して勝利を収めた。「ブレークポイントを握られた場面は何度かあったが、粘り切ってキープし続けられたことが最大の勝因」(横田)。横田・副田組は、今試合では10度あったサービスゲームを全てキープする盤石の試合運びで明大対決を制した。
「インカレではベスト4という成績を残せたので、やはりそれ以上を目指したい」(副田)。新生3年生ペアが夏関制覇に向けて一歩ずつ歩みを進めていく。そして、今大会は不調で思うような結果が残せなかった町田だが、学生最後の大会となる全日本学生室内選手権での飛躍に期待がかかる。
昨年度の夏関では2回戦を突破できたのはシングルス4人のみ。すでに昨年度を大きく超えているが、ここからさらなる明大勢の躍進に期待が高まる。
[田中佑太]
試合後のコメント
副田
――対戦相手はこれまでペアの町田選手でした。
「僕は、町田さんと春関からインカレ、リーグ戦と半年ほどペアを組ませてもらっていました。なので、町田さんのサーブの特徴やリターンのコースも分かって試合に入れたのは大きかったと思います。また大夢(横田)も同じようにリーグ戦では飯田と組んでいたので、お互いに相手の特徴について意見交換しながらできたので、締まったゲーム展開になりました」
――どのようなゲームプランで試合に臨みましたか。
「サービスゲームはしっかりキープして、ブレークできるゲームがあれば、ついていこうと話していました。実際に第1セットを6―2で取れましたし、サービスゲームを全てキープできたのでプラン通りいけました。セカンドもキープキープで最後しっかり取り切れたので良かったです」
――今大会の目標を教えてください。
「インカレではベスト4という成績を残せたので、やはりそれ以上を目指したいと思います。また今回は3年生同士で組んでいるので、そこでも結果を出せればいいかなと思います」
横田
――横田選手から見て、今試合での副田選手のプレーはいかがでしたか。
「今日だけではなく普段からですが、僕がサーブを打った時に(副田は)3球目にワンタッチでボレーを決めてくれます。そのため、その流れをやれば大丈夫というか、点が取れるという信頼があって、今試合ではそれができていました。また最初の方はミスもなくリターンが入っていて、リターンゲームでもプレッシャーをかけられていたのでそこが良かったと思います」
――勝因はどこにありますか。
「ブレークをされなかったことが一番です。サービスゲームは2セットともブレークされていません。相手にブレークポイントを握られた場面は何度かありましたが、そこを粘り切って簡単に取らせないで、キープし続けられたことが最大の勝因だと思います」
――今大会の目標を教えてください。
「最終的な目標は優勝というところにありますが、僕は今までダブルスの試合で本番では結果を出せたことがなかったので、今ベスト8に来たという実感がありません。まずは一つ一つの試合を頑張って、目の前の試合に集中して勝つということを目標にして、最終的には優勝という形に持っていければと思います」
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