
1点差を守り切り日大との接戦を制す /関東学生秋季1部リーグ
前日の国士大戦で大敗を喫した明大。これ以上の黒星を重ねるわけにはいかない状況の中、日大と対戦した。最後までどちらも流れをつかみきれずに点を取り合う展開に。最後は1点差を守り切り、息の詰まるような攻防戦をものにして今リーグ4勝目を収めた。
◆8・27~10・2 関東学生秋季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)
▼9・18 対日大戦(日大八幡山体育館)
〇明大32{17―14、15―17}31日大
今年度の春季リーグの早大戦、同秋季リーグの立大戦で一進一退の攻防を制した明大が再びその勝負強さを見せつけた。国士大を相手に大差で敗れた前日の試合後ミーティングで「切り替えてここから勝ちに行こう」(可児大輝主将・政経4=中部大春日丘)。そう話し合い、強い気持ちで臨んだ今試合は序盤から点を取り合うシーソーゲームに。石田知輝(農4=洛北)や清水裕翔(営4=氷見)の連続得点で一時は点差を広げる場面もあったがすぐさま反撃される。なかなかチャンスを生かせなかった明大だが、前半25分に相手の退場につけこんで4得点を重ね、3点リードで前半を折り返した。
後半もこの勢いのまま逃げ切りたいところだったが、日大も着実に点を積み重ねてその差を広げられない。2度の連続得点を許し、相手に勢いが傾きかけた後半23分過ぎに明大がタイムアウトをとる。このタイムアウトが勝敗を分けるポイントに。円陣を組んで気持ちを高めた直後、可児がジャンプシュートを決めて流れを引き寄せ、最後まで続いた日大の猛追を振り切った。
「勝ちたいという気持ちをもって最後まで粘り強く戦うことができた」(武良悠希・政経3=北陸)。前日の悪い流れを断ち切り、勝利をつかんだことは残り2試合となった秋季リーグを勝ち切るための大きな追い風となった。勢いに乗った明大の今後の戦いに期待がかかる。
[松原輝]
試合後のコメント
加藤良典監督
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「相手の変則ディフェンスに対して準備をしていたことが発揮できたので良かったです。また、1点差で勝ち切ったことが大きかったと思います」
可児
――今日の勝因はどこにあると考えますか。
「国士大戦ではオフェンスとディフェンスの両面がうまく機能しなかったのですが、今日は課題だったところが少しずつ良くなっているので昨日の反省点を生かすことができたと思います」
武良
――苦しい試合展開でしたがその中で意識したことはありますか。
「点を取られても最後まで諦めないことや誰かが調子が悪くても助け合い、全員で声を掛け合っていい雰囲気を作ることを意識しました」
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