流れ引き寄せられず 拓大に一時リードするも敗北/関東大学1部リーグ戦

 今試合の対戦相手は拓大。第1Qから相手の強いディフェンスに思うように点が取れず苦しい展開に。第2Qでは明大ペースで試合が進んだが、後半はその勢いが続かず敗北。連日の試合を敗戦で締めくくった。

 

◆8・20〜11・8 第98回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)

▼9・11 対拓大1回戦(白鷗大大行寺キャンパス)

明大56{9―13、19―8、11―25、17―20} 66拓大○

 

 スターターは、PG山内龍也(国際3=土浦日大)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)。

 

 連敗トンネルを何とか抜けたい明大。連戦で疲労がたまる中、留学生を擁する拓大を相手に積極的に攻めていく。しかしそれが第1Qではファールにつながる場面もあり、相手を勢いづかせてしまう。それでも続く第2Qでは明大の底力を見せつけた。次々と得点を重ねるだけでなく、相手の激しいオフェンスにローテーションで上手く対応。乗りに乗った明大は第2Qでの相手の得点をわずか8点に抑え、28―21で前半を折り返した。

 

 後半は第2Qの勢いのまま好調な滑り出しかのように思えたが、相手の得点が続き流れを一気に奪われた。瞬く間に点差を詰められ、第3Q残り約2分を残して相手の強烈なダンクシュートで逆転を許してしまう。そのまま第4Qも勢いに乗ることはできず終始圧倒され、最終スコア56―66で敗北した。

 

 「前半は良くできていたが、1試合を通して戦いきれなかった」(田邉)。自分たちのペースを保つことが勝敗を分けた今試合。次戦は約2週間後、筑波大との対戦だ。今試合で6連敗となってしまった明大。空いた期間で課題を修正し、次戦こそは勝利をつかみ取ってほしい。

 [尾崎陽菜]

試合後のコメント

田邉

――試合を振り返っていかがですか。

「前半と後半の入りは自分たちのやりたいことができて点差も開いていたのですが、前半の調子を保ちつつ後半に相手を止められなかったのが反省点かなと思います」

 

――次戦への意気込みをお願いします。

「次は筑波大で、平均的に高さがあるチームなので積極的にスイッチをしてくると思います。ただ、スキがあるところをしっかり狙っていけば戦えない相手ではないので、チームとしてやるべき部分はしっかり見つめ直して試合に臨みたいと思います」

 

PG平松(情コミ2=福岡大大濠

――直すべき課題はありますか。

 「自分たちは最後の最後に負けてしまうことが多くて、残り5分での戦い方を改善していければ接戦をモノにできるのではないかと思っています。2週間くらい空く中でそこをガードとしてもチームとしても、もっと試合を意識しながら練習していきたいと思います」