早大に3ー0で勝利 開幕戦を白星発進/関東学生秋季1部リーグ戦

2022.09.12

 

 秋季リーグ開幕戦の相手は春季リーグ戦でも対戦した早大。序盤から試合の主導権を握った明大は着実に得点を積み上げる。ディフェンス陣も早大オフェンス陣を自由に攻めさせず完封。早大を3―0で下し開幕戦を白星で飾った。

 秋季リーグ戦優勝へ向け幸先の良いスタートとなった。勝って勢いをつけたい初戦の相手は春季リーグ戦でも対戦し勝利を収めている早大。試合は、終始明大が主導権を握る展開となった。明大は第1Q開始直後から猛攻を仕掛ける。試合が動いたのは開始7分、左サイドから打ち込まれた球をDF齋藤偉颯(法1=今市)が押し込み、幸先よく明大が先制点を獲得。第2Q開始3分には相手の反則からPC(ペナルティコーナー)のチャンスを得ると、FW三松勢矢(営3=今市)が落ち着いて決め、追加点を獲得した。このまま明大の圧勝ペースかと思われたが早大の粘りのディフェンスを前になかなかシュートを決められない。シュートを放つ場面は多かったものの追加点を奪うことができないまま前半を終えた。

 

 2-0で迎えた第3Q。何とか追加点を獲得し試合を楽に進めたい明大であったが第2Q後半同様、攻めあぐねる時間帯が続いた。第3Q12分、試合が膠着(こうちゃく)状態になりつつあった中で明大は一瞬のスキを突かれ早大にPCのチャンスを与えてしまう。決められれば試合の流れを早大に渡しかねない大事な場面でGK坂本樹哉(法2=飯能南)がファインセーブを見せた。失点の危機を防いだ坂本のビックプレーを機に再び勢いづいた明大。第4Q10分にはサイドを駆け上がったFW大岡凌磨(政経3=今市)からのパスをFW山村晃生(営2=岐阜総合学園)が冷静に流し込み、勝利を決定づける待望の追加点に。ディフェンス陣も試合を通して早大オフェンス陣をほぼ完璧に抑え込み、大事なリーグ戦初戦を3-0で終えた。

 

 全日本大学王座決定戦準々決勝での立命大戦以来、約2か月ぶりの公式戦となった明大。ディフェンス陣の活躍など収穫も多くあった一方で「初戦の難しさというのはあった。立ち上がりこそよかったものの、シュート本数の割に得点を奪えなかった」(小池文彦監督)と課題も浮き彫りとなった試合であった。予選1位通過に向け負けられない次戦の相手は法大。「法大は技術力の高いチーム。技術負けしないことはもちろん今日の反省点をしっかり修正し次も勝つ」(DF小林弘人主将・政経4=今市)。4季ぶりのリーグ戦優勝を目指す明大の快進撃はまだ始まったばかりだ。

 

[菅波陸哉]

 

試合後のコメント

小池監督

――試合を通しての課題はありましたか。

 「今日のような試合展開であればもっと点を取れなければ全国では戦っていけません。シュートの精度を上げていくのが今後の課題です」

 

――次戦へ向けての意気込みをお願いします。

 「しっかり準備をして試合に臨み、リーグ戦予選プールを1位通過できるようにしていきたいと思います」

 

小林弘

――試合を振り返っていかがですか。

 「前半は良かったのですが、後半は攻めあぐねてしまいカウンターを食らう場面もあったのでしっかり修正していきたいと思います」

 

――次戦へ向けての意気込みをお願いします。

 「技術負けせず、今までやってきたことを試合で出し切れるように準備していきたいと思います」