
女子 59年ぶりに大学対抗選手権を制し優勝!/全日本大学対抗選手権
59年ぶりの快挙だ。順当にトーナメントを勝ち上がり、迎えた決勝の相手は宿敵・日体大。合計4―1と圧倒し明大女子ソフトテニス部は1963年ぶりに、全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)での団体戦優勝という悲願を果たした。
◆9・3~4 全日本大学対抗選手権(キリンビバレッジ周南庭球場)
<女子>
<1日目>
・1回戦
○明大3-0千里金蘭大
・2回戦
○明大3-0大体大
・3回戦
○明大4-1福岡大
<2日目>
・準々決勝
○明大3-0神戸松蔭女学大
・準決勝
○明大3-2四国大
・決勝
○明大4-1日体大
※殲滅(せんめつ)戦
3ペアで構成されたチームで勝ち抜き戦を行う方式
1日目にベスト8進出を決め、迎えた2日目。対するは神戸松蔭女学大だった。1番手に出場したのは期待のルーキー・北川アンナ璃咲(商1=京都光華高)と齋木菜々花(営3=昭和学院)ペア。1ゲームを先取するものの、3ゲームを取られる苦しい展開からファイナルに持ち込み、最後は北川の前衛のストレートを抜くショットで試合をモノにした。この1戦で流れに乗った明大は続く青松淑佳(政経1=昇陽)・木瀬晶絵(政経4=須磨学園)ペアもファイナルゲームの末勝利。3試合目は原口美咲主将(商4=中村学園女子)ペア・西東彩菜(商3=文化学園杉並高)が相手後衛の強力なボールをも跳ね返し、ストレートで勝利を収めた。
続く2戦目は西日本王者・四国大。一次戦で北川・齋木ペアが敗れ、続く木瀬・青松ペアは勝利するものの、原口・西東ペアも敗れる絶体絶命のピンチ。しかし、明大女子ソフトテニス部はここで終わるチームではなかった。二次戦1試合目ではアウトの目立ってきた木瀬をルーキー・青松が華麗なボレーで救い、デュースをモノにして勝利。2試合目では木瀬が疲れをものともせず、クロス展開からコースを突いた攻めを見せ勝利。2本回しの活躍で決勝へと駒を進めた。
すっかり日も暮れナイターでの開催となった決勝戦。最後の相手は春季リーグ戦で惜しくも敗れ、王座をさらわれたライバル・日体大との再戦だった。ここで明大は初戦から大将ペア、西東・原口ペアを投入。ここでも原口の力のあるストレートと西東のボレーが決まり、4-1で勝利。この1戦が明大に流れを呼び込み、北川・齋木ペアが日体大の大将ペアを撃破した。3戦目では日体大に意地を見せつけられ1戦を落とすものの、最後は二次戦で西東・原口が勝利し、明大はチーム一丸となっての栄冠をつかみ取った。
[栗村咲良]
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