終盤のチャンスを生かせず早大に敗北/関東大学1部リーグ戦

 今年度の春に一度敗北をしている早大との一戦。リベンジといきたいところだったが序盤から相手のペースに飲まれてしまう。その後も一桁点差を詰めることができないまま後半に入り一時は逆転するもミスが多発し敗北。課題が多く残る試合となった。

 

◆8・20〜11・8 第98回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)

▼9・9 対早大1回戦(川崎市とどろきアリーナ)

明大61{14―14、14―15、14―18、19―27} 74早大○

 

 スターターは、PG山内龍也(国際3=土浦日大)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)

 

 「入りから相手のペースに合わせてしまった」(平松克樹・情コミ2=福岡大大濠)。第1Qから早大の特徴であるスローペースなバスケにつられ、自分たちのプレーが我慢の時間が続いた。その中でも、相手のエースである土屋大輝(早大)にシュートを打たせないことを徹底し、前半を30点以内で抑える。

 

 後半に入り前半に機能しなかったオフェンスの改善を図る明大は平松を中心としたガード陣が積極的にドライブを仕掛ける。徐々に流れを引き寄せ、第4Q残り約7分、針間大智(情コミ1=福岡大大濠)の3Pシュートで逆転。そのまま勢いに乗り突き離したいところだったが、ターンオーバーからの失点が相次ぐ。その後相手に主導権を握られ最終的に10点差以上離され、悔しさの残る敗北を喫した。敗因についてチーム最多得点を記録した伊藤は「4年生が作ってくれた雰囲気に1~3年生が応えることができなかった」と語るなどプレー面以外での課題が残る結果となった

 

 次戦は昨年度1部リーグを制した東海大。生半可なバスケが通じる相手ではない。今試合の反省を生かし、自分たちのバスケを貫くことができるのか。同じ失敗を繰り返すことは許されない。

 

[島田五貴]

 

試合後のコメント

 

伊藤

――試合を振り返っていかかですか。

「今日はずっと自分たちのペースにならなくて我慢できてはいたのですが最後で相手のペースになってしまったので、チーム全員で反省しなければいけないと思いました」

 

平松

――4Qのタイムアウトではどんなことを話し合いましたか。

「自分たちのターンオーバーから失点していたので、ターンオーバーをしてもすぐに切り替えようとかインサイドを狙いすぎているからもっとパスを回していこうという話をしました」

 

――今後に向けての意気込みをお願いします。

「次は去年のリーグで優勝している東海大学さんなので、今日みたいに受けでバスケするのではなく自分たちのバスケを最初からして40分間力を出し切って頑張りたいです」