強豪・日大相手に一時逆転するも力負け/関東大学1部リーグ戦

 今試合の相手は、いまだ無敗の強豪・日大。格上相手に序盤は粘り強さを見せ、一時はリードする場面も。しかし、直後に相手の勢いにのまれ再びリードを許す。そのまま、勢いを止めることはできず49―69で敗戦となった。

 

◆8・20~11・6 第98回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)

▼9・3 対日大戦(国立代々木競技場第二体育館)

明大54{13―17、12―24、17―18、12―20}79日大〇

 

 スターターは、PG山内龍也(国際3=土浦日大)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)、SF田邉太一(情コミ3=福大大濠)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)。

 

 粘りが足りなかった。「試合前半は、明治の良さが出ていい勝負ができた」(田邉)と第1Qでは相手のリバウンドを果敢に奪いにいくプレーで、簡単にボールを支配させない。終了間際には、吉村が3Pシュートを放ち、わずか4点差の接戦で持ち堪える。第2Q中盤でも、SG若月遼(政経4=北陸)、PF結城智史(営3=土浦日大)と途中出場の2人が連続で3Pシュートを決め、点差を1点まで縮める。

 試合が動いたのはその直後。スティールからうまくパスでつなぎ勝山がレイアップシュートを決め、24-23とリードを奪う展開に。これには、ベンチも盛り上がりを見せ、流れは一気に明大へ。しかし、ここで日大がタイムアウト。「流れを止められたという部分では結構痛かった」(田邉)とタイムアウト後、日大のオフェンスの勢いが増し、一気に5失点。その後も流れは戻せず第2Q後半は完全に相手ペースに。25-41とリードを広げられ前半を、折り返す。

 後半も、相手の良い流れを止めることができずリードを広げられる展開に。それでも「点差もついていたので、やるしかない」とSF針間大地(情コミ1=福岡大大濠)が第4Qでは2本の3Pシュートを決めるなど活躍を見せた。だが、終盤まで相手のオフェンスを崩すことができず、黒星となった。

 

 棄権試合も含め格上相手に3連敗となった明大。次戦の相手は、現在3勝同士の神大。「向こうもこっちも負けたくない気持ちがあると思う。まずは気持ちで負けないように」(田邉)と目標である1部リーグ上位進出へ負けられない戦いはまだまだ続く。

 

[宮本果林]

 

試合後のコメント

田邉

――試合を振り返っていかがですか。

「前半は明大の良さが出ていて、いい勝負ができたと思うのですが、後半相手がやってきたことに対応できなくて離されてしまったので、そこが今日の反省点かなと思います」

 

――逆転後のタイムアウトは大きかったですか。

「流れを止められたという部分ではとても痛くて、そのタイムアウトで相手が対応してきたところをこっちは攻めあぐねてしまいました。なので、さらに相手がやってきたことをこっちがきちんと対策しないといけないなと思いました」

 

――次の試合に向けての意気込みをお願いします。

「次は、3勝同士で去年のインカレチャレンジマッチでもやっている相手で向こうもこっちも負けたくない気持ちがとてもあると思うので、まずは気持ちで負けないようにしたいです。また、しっかり昨日今日の反省を活かして、勝てる相手だと思うのでやっていきたいと思います」

 

針間

――試合を振り返っていかがですか。

「日大さんは本当に強くて連勝しているチームだったので、最初からうまくいかないなという風に思っていたのですが、みんなトランジションで走ったりして自分たちのバスケを途中まではしっかりできたと思います」

 

――第4Qでは3Pシュートを2本決めました。狙っていましたか。

「もう点差も付いていたので、やるしかないという思いがありました。どれだけ自分のやることをやれるかということはずっと考えていたので、思い切ってシュートを打っていくことを意識して頑張りました」

 

――次戦に向けて一言お願いします。

「やはり1年生なので、1年生らしく泥臭いプレーやフレッシュな感じを出していければと思います」