秋リーグ開幕戦 大東大を下し白星スタート/関東大学リーグ戦
春季大会に続く優勝に向け、長い戦いが幕を開けた。初戦の相手は大東大。序盤はチャンスを決め切れず、流れに乗れない状態が続く。しかし、第1P終盤にFW中條廉主将(政経4=白樺学園)が均衡を破るゴールを決め、流れを引き寄せる。その後もFW亀本純門(文2=白樺学園)の公式戦初ゴールなど着実に得点を重ね、開幕戦を白星で飾った。
◆9・3~12・4 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼9・3 対大東大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
○明大4{1-0、1-0、2-1}1大東大
苦しい立ち上がりとなった。夏合宿後から練習できない期間が続き、調整不足の中で迎えた開幕戦。試合開始40秒。早くも相手の反則でチャンスの場面を迎える。果敢にゴールへと迫るが、相手キーパーの好セーブもあり無得点。その後は、カウンターから相手に攻め込まれる場面もあり、流れに乗れない状態が続く。しかし、第1P終了間際、相手の攻め出しでのスキを突き、中條が待望の先制ゴールを挙げる。追加点が欲しい明大は第2P9分。DF鍛冶優輝(政経4=武修館)が相手4人を引き付けてから、前線へ鋭いパスを通す。決定的なチャンスを迎えた。「佑空(FW石井・文3=白樺学園)からいいパスが来て、ただ合わせるだけだった」(FW三浦稜介・政経3=駒大苫小牧)。鍛冶からパックを受けた石井は、逆サイドを走る三浦へ完璧につなぎ、追加点を挙げた。
試合の主導権を握ると、第3P3分にはFW亀本純門(文2=白樺学園)の公式戦初ゴールも飛び出し、ベンチが活気づく。試合残り5分。味方の反則から1人少ない状態になり、ピンチを迎える。しかし、またも相手の攻め出しでのスキを見逃さず、カウンターからチャンスを作る。FW丸山詳真(商3=清水)が相手DFを個人技で華麗にかわすと、そのままキーパーと1対1の状態に。冷静にキーパーの逆を突き、試合を決定付けた。その後、1点を返されるも4―1と順当に勝利を収めた。
「試合とともに成長していきたい」(中條)。春季大会は優勝したものの、連覇に向けチームの状態は万全とは言えない。しかし、夏の合宿では4部練をこなし、体力を付けてきた。「DFもFWも全員で守って全員で攻めるというのを一つのテーマとしている」(中條)。長い戦いの中で求められるのは総合力。目標の3冠に向け、新たなる〝常勝明治〟で突き進む。
[倉田泰]
試合後のコメント
中條
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「苫小牧合宿ぶりのホッケーだったのでみんなガタがきていました。その中でもまあまあできていたとは思いますが、物足りなかったです」
――次戦への意気込みをお願いします。
「この1stリーグが後々の2ndリーグなどに続いて行くと思うので、最小失点でかつ、どんどん点を取っていきたいです。明治の良いところを大会とともに成長させていけば、最後には良い結果が付いてくると思っています」
三浦
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「初戦ということもあってみんな動き固かったと思いますが、練習できない中で勝てたというのは良かったと思います」
――今日の試合で得た収穫はありましたか。
「ずっと大会がなくて試合もできていなかったので、試合感を取り戻せたというのが良かったと思います」
亀本
――今大会の目標をお願いします。
「もちろん優勝を目指してやっています。秋リーグに向けての合宿をしてきて、チームは良い状態ではないけど、徐々にチームの士気を上げていけたらと思います」
――次戦への意気込みをお願いします。
「しっかり準備できる期間があるので、良い内容の試合ができたらと思います」
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