春のリベンジへ 好守光り立大撃破/関東学生秋季1部リーグ

2022.09.04

 今試合の相手は春季リーグで敗れていた立大。点の取り合いで緊張感が漂う中、キーパー荒田隼弥(法3=洛北)の好守によって勢いに乗ったチームは相手を一気に引き離す。清水裕翔(営4=氷見)も10得点と躍動し、連勝を飾った。

 

◆8・27~10・2 関東学生秋季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)

▼9・3 対立大戦(国士大多摩体育館)

 〇明大29{15―12、14―13}25立大

 

 序盤から一進一退の攻防が続いた。立大に先制されるもすぐに3点連取。しかし次は相手に3点奪われる。その後互いに点数を取り合い、前半22分を過ぎて2点ビハインドの接戦。「我慢して引き離そう」(清水)という言葉通り、ここから一気に明大が攻める。荒田の守備から攻撃のリズムを作り、5点連取に成功。3点リードで前半を終える。

 

 前半に続き、荒田が相手のシュートをはじくと速攻で得点。味方の退場をものともせず、後半17分には7点リードの展開に。しかし直後、ミスが重なり相手に4分間で4点奪われる。ここで明大ベンチはすかさずタイム。「ミスが続いていたから落ち着かせた」(加藤良典監督)。その後相手を勢いに乗らせることなく、試合終了。チームは2連勝した。

 

 今試合はキーパーの好守が光った。「勝負所で止められた」(荒田)。次は春の王者、筑波大との一戦だ。堅い守備を武器に、秋季リーグを勝ち越して折り返したい。

 

[高橋佳菜]

 

試合後のコメント

加藤監督

――筑波大へ向けて意気込みをお願いします。

 「自分たちのディフェンスをやって、勝ち切れるように頑張ります」

 

衣川敦人(理工4=旭丘)

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「ゲーム運びが普段より良かったので、継続していきたいです」

 

荒田

――ベンチからの声はどう聞いていましたか。

 「ベンチからサポートしてもらったので、試合に集中して一本一本取ることができました」

 

清水

――後半を振り返っていかがでしたか。

 「体力が切れてしまうこともありましたが、点差と時間を意識して試合の流れをコントロールできました」