前半好調も後半失速 大東大に善戦するも敗北/関東大学1部リーグ戦
今試合は現在リーグ4位と格上の大東大。第1Qは粘り強いディフェンスから得点につなげ明大のペースで試合が進む。前半の得点は8点のリードを残し、折り返す。第3Qでは大東大の追い上げに踏ん張りを見せるもその後は大東大の勢いを抑えることはできない。結果、逆転を許し、64―73と勝ち切ることができなかった。
◆8・20〜11・8 第98回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)
▼9・2 対大東大1回戦(国立代々木競技場第二体育館)
明大64{19―12、18―17、17―24、10―20} 73大東大○
スターターは、PG山内龍也(国際3=土浦日大)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)。
先日の中大戦は新型コロナウイルスの影響により棄権となったが「棄権は他のチームにもあり得ると考えて、全員で声掛けして切り替えは出来た」(伊藤)と臨んだ大東大戦。試合は開始直後から明大のペースで進んだ。積極的にリバウンドに取り組み、ダブルチームでプレッシャーを与えるなど我慢強いディフェンスから相手チームのミスを誘い、速攻につなげて着実に得点を重ねていく。第2Qも明大の勢いは止まらず得点を続け、37―29とリードした状態で前半は終了した。
後半は格上の意地を見せられた。開始早々3Pシュートを決められるも、負けずに伊藤が3Pシュートをやり返す。その後も大東大の怒涛(どとう)のオフェンスに苦戦するが、明大も必死に食らいつき2点リードを残し第3Qを終える。最終第4Qではすぐに逆転を許すも田邊が同点の3Pシュートを決めて粘りを見せる。しかし、大東大のリズムを崩すことは出来なかった。最終的に点差は開き64―73で敗北に終わった。
「リバウンドやディフェンスの部分で一歩及ばなかったが、想定していたよりはかなり戦えた」(勝山)。結果は敗北に終わったが、格上相手に善戦することができた今試合。前半は明大のバスケットができていた。次戦の相手は優勝候補である日大。二日連続で格上相手との試合となり厳しい試合が予想されるが、明大の目指すバスケットを貫き勝利を手繰り寄せて欲しい。
[戸部匡貴]
試合後のコメント
伊藤
――留学生とのマッチアップで意識したことはありますか。
「自分が留学生につかれる分、外からの1対1や運びの部分でガードが困らないように自分がつなぐことを意識しました」
――今後の意気込みについて教えてください。
「3連戦が続く中で体の疲労の部分ではみんな同じだと思うので、チームの層で勝つことは今後も意識していきたいと思います」
勝山
――大東大に対してどのような対策をしましたか。
「ダブルチームいくところ、いかないところ、あとはシュートがうまい選手が多くいるので3Pシュートを消して、ドライブしてそこのローテーションで自分達の足で守ること意識しました」
――敗因はどのようなものが考えられますか。
「リバウンド、ルーズではないですかね。本当に技術じゃなくて気持ちで負けたかなと思います」
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