敗戦の悪い流れ断ち切る 12点差で日体大に勝利/関東大学1部リーグ戦

 リーグ5戦目は日体大と対戦。第1Qは相手の速攻を止めきれず接戦となったが、アシストやリバウンドが光り、その後は明大ペースで得点を重ねて70―58で勝利をつかんだ。

 

◆8・20〜11・8 第98回関東大学1部リーグ戦(越谷市立総合体育館他)

▼8・28 対日体大1回戦(越谷市立総合体育館)

○明大70{14―12、18―13、22―13、16―20} 58日体大

 

 スターターは、PG山内龍也(国際3=土浦日大)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)。

 

 前回の専大戦に引き続き連戦となったが、「昨日は昨日と1回リセットして新しい気持ちで今日の試合に入ろうと話していました」(山内)。試合は開始直後から白熱した展開となり、田邊のアシストや伊藤のリバウンドでチームを勢いづかせる。しかし相手に速攻を何本も許してしまい、第1Qの得点は1ゴール差と僅差で終えた。第2Qでは途中少し勢いが落ちた場面もあったが、外れたシュートも勝山や若月遼(政経4=北陸)がオフェンスリバウンドでねじ込み得点につなげる。ファウルで得たフリースローを確実に決めきり点を徐々に重ね、7点リードで前半を折り返した。

 

 第3Qは田邉の3Pシュートから始まった。相手のゾーンディフェンスをものともせず自分たちのプレーを展開し一気に16点差に突き放す。続く第4Qでは相手の強い当たりで攻めづらくなり、ミスが生まれて相手に点を与えてしまう。しかしその後は立て直し、視野を広く持って落ち着いて対処。そのまま点差を保ち70―58で勝利を収めた。

 

 連戦の疲れを感じさせないほど、スピーディーで激しい攻防が繰り広げられた今試合。しかし「結果として勝てたことは良かったですけど、昨日今日と内容的には悪い試合が続いてしまった」(伊藤)と改善点も見つかった。次戦の相手は中大。現時点でリーグ戦6位につく明大にとって、4位に位置する中大は強敵である。改善点を修正し、明大らしいバスケットボールを体現してくれると期待したい。

 

[尾﨑陽菜]

 

試合後のコメント

山内

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「相手の主力の選手がいない中で、自分たちのやることを徹底しようとゲームに入りました。あまり内容がいいとは言えませんが、結果的に勝つことができたので良かったです」

 

――スタートのガードとして意識していることはありますか。

 「僕の役割はディフェンスだったり、周りに声をかけたりすることだと思っているので、それを大事にしています」

 

伊藤

――見つかった課題はありますか。

 「オフェンスがターンオーバーで終わって相手の速攻で点を取られる場面が多くあったので、シュートで終わる場面を増やしたいです」

 

――次戦への意気込みをお願いします。

 「今日と同じように戦ったら絶対に勝てないですし、体も強いしシューター陣も結構シュート決めてくると思うので、そこで自分たちが引けを取らずにチームとして戦っていきたいと思います