
終盤の連続得点で東海大を破る 秋季リーグ初白星/関東学生秋季1部リーグ戦
初戦で日体大に敗れ、黒星発進となった明大。連敗阻止をかけて東海大と対戦した。互いに一歩も譲らぬ激しい攻防が続き、流れをつかみきれずに迎えた後半。味方の退場で苦しい時間もあったが、試合終了残り5分の猛攻で相手を突き放し、2戦目にして今リーグ初勝利を飾った。
◆8・27~10・2 関東学生秋季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)
▼8・28 対東海大戦(中大多摩体育館)
〇明大31{13―12、18―13}25東海大
秋季リーグ2戦目の相手は、今年度春リーグで前半にリードしながらも追いつかれ同点に終わった東海大。春リーグではその後に4連敗を喫した苦い思い出がある。何としても勝利が欲しい明大は試合開始直後から連続得点を奪う。しかし、すぐさま反撃に遭いその後も一進一退の攻防が続く。相手のペースにのまれそうになる場面もあったが残り30秒で立て続けに得点を決めて何とか踏みとどまり、13―12の僅差で前半を終えた。
迎えた後半。積極的な攻撃からいきなり3連続得点を奪い、流れをつかんだように思われた。しかし、直後に相手の猛攻を受け一気に追いつかれる。さらに、味方の2度の退場で東海大の勢いはより増していった。それでも退場の間の失点を防ぎ、相手に傾きかけた流れを取り戻す。そして迎えた後半24分。清水裕翔(営4=氷見)が華麗なジャンプシュートを決めると流れは完全に明大のものとなった。相手のタイムアウトを挟んで圧巻の6連続得点。1勝目が遠かった春季リーグの苦い記憶を断ち切り、2戦目で勝利を手にした。
チームの柱である可児大輝主将(政経4=中部大春日丘)が不在の中でもチームの雰囲気は良好だ。「春リーグの後半で連勝した時の良い雰囲気を継続し、試合中もチーム全体が盛り上がっている」(衣川敦人・理工4=旭丘)。夏を乗り越え、大きな成長を遂げた明大。1つ1つ勝ちを積み重ねて秋リーグ優勝を目指す。
[松原輝]
試合後のコメント
衣川
――今日の試合の勝因を教えてください。
「今年のチームが課題として取り組んでいるディフェンスをしっかりと守って速攻で走るというゲームプランができていたことが勝因だと思います」
――残り5分で相手を突き放しましたが、ポイントとなるプレーはありましたか。
「タイムアウトからスカイプレーまではある程度チームでデザインしていました。僕たちは相手と3点差をつけることを大切にしているのであそこで3点開けたことは気持ちとしても展開としても楽になったかなと思います」
――可児主将が不在の中でどのようにチームを引っ張っていきたいとお考えですか。
「僕は可児のように攻撃で何点も取ってディフェンスで真ん中を守ってということはできないので、試合中にコートの外から中にしっかりと声をかけたりコートに立ったら自分の役割をしっかりと果たすことで、それを見た後輩や動機がいろいろと考えてくれたらと思っています。また、チームの雰囲気がよくなるような言動を心がけているのでそういったことを意識してチームを引っ張っていきたいです」
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