3連勝ならず ダブルスコアで専大に敗戦/関東大学1部リーグ戦

 1部リーグ上位に位置する専大との試合は、第1Qは食らいついたものの第2Qから失速。圧倒的な高さと能力の前に思うように得点を稼げず、51―104で敗戦。国士大、青学大に続く連勝とはならなかった。

 

◆8・20〜11・8 第98回関東大学1部リーグ戦(越谷市立総合体育館他)

▼8・27 対専大1回戦(越谷市立総合体育館)

明大51{18―22、9―25、12―26、12―31} 104専大〇

 

 スターターは、PG山内龍也(国際3=土浦日大)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)。

 

 リーグ戦4戦目の相手は専大。得点数ランキングで上位に位置するCクベマ・ジョセフ・スティーブを筆頭とした留学生を含め、個々の能力が高いのが特徴だ。試合開始直後からリバウンドをことごとく奪われ、追い打ちをかける3Pシュート。一気に9点差が付き、思わずタイムアウトを選ぶ明大。タイムアウトで相手の流れを断ち切ったことで、意表を突いた速攻が生まれ明大の流れを作る。さらに勢いそのまま田邉、PF結城智史(営3=土浦日大)の2連続3Pシュートで一時点差をひっくり返した。その後専大に逆転されてしまうものの、不穏な出だしから一転、点差を巻き返す力を見せる。

 

 しかし、1部上位チームは明大に大きく立ちはだかる。明大がチームとしてかみ合わない時間に相手は着実に点を重ねていく。高い能力の前ではディフェンスは苦戦を強いられ、「走れなかったというところで点数が伸びなかったと思う」(SG井上耀主将・政経4=明成)。第2Q以降、各Qで専大に点数を2倍以上取られ、高い得点力の前に51―104で敗北した。

 

 「今試合はチームではなかった」(勝山)。点差が大きく離れ、個人技に頼ってしまう場面や、ミスした後にディフェンスに戻らず得点されてしまう場面もあった。「負ける試合になったとしても次につながるように」(井上)。負けたとしても次の試合がある以上下を向いているわけにはいかない。この敗戦からまた研さん積み、一勝一勝重ねてみせる。

 

[小原愛]

 

試合後のコメント

井上

――試合を通して見つけた課題を教えてください。

 「やはり留学生がいるチームは本当に多いのでそこのリバウンドは点を取っていかないと、リーグ戦で1部と戦っていけないと思うので、それを今回学びにして次につなげていきたいです」

 

――試合に点数をつけるとしたら何点ですか。

 「30点くらいかなと思いますね。もう少し戦えるかなと思ったんですけど、実力差以上の点差だったと思います」

 

勝山

――相手のオフェンスについていかがでしたか。

 「リバウンドを取ってくれるという安心感から3Pシュートを打たれて、入れられました。一番やられたくなかった速攻も第3、第4Qは非常に多く、自分たちがそこを潰しきれなかったのが、点差が開いた原因かなと思います」

 

――次戦への意気込みを教えてください。

 「日体大さんも今日と同様に留学生のチーム、しかも走って3Pシュートもある手強いチームです。10回やって1回勝てるかどうかみたいなチームですが、今日は今日、明日は明日なので、チームの持てる力を全部出して1点でもリードして1勝につなげたいです」