試合後コメント/全日本学生選手権(女子)

2022.08.26

 学生日本一を決める全日本学生選手権(以下、インカレ)が閉幕した。課題も収穫も得て次なる関東大学リーグ戦へ向け闘志を燃やす選手たち。今回はインカレ後のインタビューをお届けします。

 

上原真吾監督

――女子部のインカレの総括をお願いします。

 「女子については正直もう一歩のところですが、いい意味でリーグ戦前にいろいろな結果を見られました。負けたことによって気付きがあったので『明治やるな』じゃないですけど明治は結構くせ者だぞ、結構やるぞという印象を与えたのではないかなと思います。南口(亜美・国際3=野田学園)と鈴木(渚左・国際2=野田学園)のダブルスも、予選から勝ってきてしぶとく2回勝ちました。主将の竹本(萌乃・政経4=高松北)も4時間半以上のすごい試合をやって、そこで最後に勝ち切るというのができました。今までは結構競ると負けてしまうんですけど、インカレ入る前の合宿もやってきて、その成果が少しずつ出てきました。すごくいい、我々スタッフ陣がリーグに向かっていくためにはいい材料をもらったなというふうに感じています」

 

竹本

――リーグ戦に向けてチームで強化していきたい部分はありますか。

 「やはりチャンスボールです。全員、確実な正確性や技術面、ストローク力では負けてないと思います。最後の決め切るところやスマッシュ、チャンスボール、最後のボレーやサーブリターンであるとか、基本的な部分をリーグ戦までの間、徹底的に練習していきたいです」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「リーグ戦で、最終的な目標は王座優勝です。しかし目の前の一戦一戦、本当に1戦目が大事になってくると思うので、最終的な目標は王座優勝ですけど、一戦一戦集中して全員で勝ちにいきたいと思います」

 

徳安莉菜(文3=野田学園)

――インカレに向けて強化してきたことはありますか。

 「まず一つはサーブですね。コートの外に追い出すようなサーブ、速いサーブ、逆にゆっくりなサーブなど、いろいろな種類を安定して打ち分けられるようにしてきたことです。あとは、前でノーバンで取る、落として打つのではなくて、速いタイミングでどんどん決めていく、前で取っていくというのを意識していて、それがだいぶできるようになっているので、全部悪かったわけではないかなと思います」

 

――次の大会に向けての意気込みをお願いします。

 「次はリーグ戦ですね。リーグ戦は、いろいろな思いがあるので、絶対に王座に行く。それとともに、この後残り期間少ないですけど、もっともっと自分を追い込んで、何が足りないのか、強みを強化して、弱みを底上げできるように、とにかく一皮むけていい状態で臨んで、全勝してチームに貢献したいと思います」

 

南口

――今回の敗因は何だと思いますか。

 「自分たちがリードした場面で引いてしまい、ポイントを取りにいくのではなくて、待ってしまうところがあったので、自分たちでこじ開けて最後まで自分たちで取るプレーができていれば勝っていたと思います。相手の方がリードした場面で一気にギアを上げてきて、そこが自分たちと違っていたので、そのギアを上げるという部分ができなかったのが敗因だと思います」

 

――ベスト16入りについていかがですか。

 「もちろんベスト8入って決勝行くのが目標だったので、悔しいのはあります。私は去年ベスト32で負けてしまっていたので、去年を超えられたというのはすごく良かったかなと思って、そこは自信にして、今後あるリーグ戦に向けてもっともっと良くなるようにしていきたいなと思えるような結果でした」

 

吉田華菜子(法3=仁愛女子)

――シングルスで良かったプレーはありましたか。

 「フォアで結構回り込んで打とうというのを心掛けていました。そうすることで足も動いてくるし、相手も多分怖いと思うので、しっかり回り込んで前に入って、しっかり振り切った時が良かったかなと思います」

 

――シングルスでダブルスにつながる部分はありますか。

 「最後気持ちの部分で勇気を出せなかった部分があったので、気持ちを切り替えてダブルスでは、パートナーも一緒にいるので、前に入って打つ時は打って交わすところは交わして、めりはりをもっとつけて、しっかり打つテニスをしていきたいと思います」

 

鈴木渚

――ダブルスでベスト16入りできたことについてはいかがですか。

 「自分たちは春関の1回戦で負けてしまいました。その2人がしっかりと今回の予選でも勝ち上がって本戦に行けて、自分はダブルスでインカレ本戦に上がったのは初めてだったので、ベスト16に入れたことは素直にうれしいです。ベスト8いって決勝いくのが目標だったので、まだまだ自分に足りないことが本当にたくさん明確になった試合でした。リーグに向けてこれからもっと努力していきたいなと思いました」

 

――リーグ戦への意気込みをお願いします。

 「まだまだ実力不足なのは分かるのですが、自分はもう本当に目の前のポイントだけに集中して、ダブルスでもシングルスでも絶対に全勝するという、本当に気持ちだけ強くしっかりと持って、戦っていけたらなと思います」

 

丸山

――ショットをする前のガッツポーズについて教えてください。

 「絶対気持ちでは負けないというか、自分を鼓舞するようにやっています。本当に自分ならできると言い聞かせるじゃないですけど、そうしてプレーに入った方が自分的にも上手く自信を持ってプレーできるし、元気よくガッツ出していけるので、そうやってやろうと思いながらずっとガッツポーズをしています」

 

――課題や収穫はありましたか。

 「インカレに来るまでは、テニスが不安じゃないですけど、今まで自分はどういうプレーしていたのかなとか、大学に入って少し分からなくなっていました。でもインターハイで優勝した時に、走り回っていたなというのを思い出して。その時の気持ちと一緒で、自分は打てない分しっかりとコートを走り回っていて、相手に嫌って思わせるくらい本当に走り回ってやろうと思い出せたのは収穫でした」

 

[金井遥香、出口千乃、萩原彩水、春木花穂、渡辺悠志郎]