
青学大を下し今リーグ初の連勝を飾る/関東大学1部リーグ戦
リーグ3戦目の相手は青学大。序盤は一進一退の攻防が続いたが、粘り強いディフェンスからチャンスをつくると第2Qで相手を一気に突き放し、最終スコア82-69。昨年度以前も1部リーグで戦ってきた大学に初の勝利を収めた。
◆8・20〜11・8 第98回関東大学1部リーグ戦(越谷市立総合体育館他)
▼8・24 対青学大1回戦 (日体大世田谷キャンパス)
〇明大82{17―16、25―12、15―16、26―24} 69青学大
スターターは、PG山内龍也(国際3=土浦日大)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)。
粘り強いディフェンスから流れをつくった。「出だしはディフェンスで耐えることを目標にしていた」(吉村)。その言葉通り、全員で足を動かし、リバウンドを取り、耐え続けた明大は第2Qで爆発する。相手の裏をかいたゴール下へのロングパス、インサイドの伊藤から走り込んできた吉村や勝山へパスを通し、ゴール下で簡単に得点を重ねるなどリズムよくオフェンスを展開すると、相手はすかさずタイムアウトを要求。しかし、そのタイムアウト明けにも若月遼(政経4=北陸)が3Pシュート、さらには田邉がブザービートを決め、10点以上もの差をつけて前半を折り返す。
2桁の得点差が気の緩みを生んだ第4Q。追い上げたい青学大は3Pシュートを連発。連続で沈められると、残り3分には6点差に。しかし、明大も田邉や勝山が負けじと応酬する。また、早い段階でたまった相手のファールから、多くのフリースローを獲得。チャンスを逃さず、今試合全22本中17本を決め、その確率77%。序盤の我慢強い守備、そして地道な点の積み重ねが勝敗を分ける結果となった。
次戦の相手は春のトーナメントで優勝を果たした強敵、専大。大きな得点源となる留学生を複数擁するチームだけに、いかに留学生を抑えるかがカギを握るだろう。「当たり負けしないようにしたい」(伊藤)。この連勝を糧に、格上相手にも守備の明大を体現して見せる。
[伊東彩乃]
試合後のコメント
吉村
――前回の国士大戦に続き、連勝です。振り返ってみていかがですか。
「どちらも楽な試合ではなかったですが、勝てたことは自信になったと思います」
――ボールをフロントコートに運ぶ上で意識していることはありますか。
「なるべくドリブルを使わずに5人全員でつないで運ぶことを意識しています。それがレベルアップしていい形になってきていると思います」
伊藤
――リバウンドが良く取れていましたね。
「留学生がいない分、身長が変わらないので、全員で一つ一つ丁寧に取っていけたことが良かったです」
――4Qでは3Pシュートを多く決められてしまいましたが、その対応についてはいかがですか。
「点差が開いていたところで、相手に簡単に3Pシュートを打たせてしまったり気が抜けてしまったことが今回の反省点です。リーグ戦は得失点差も関係するのでその甘かった部分を今後直していきたいと思います」
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