
中大相手に引き分け 3点リードを守り切れず/関東学生リーグ
明大は初戦の勢いそのままに序盤から得点を重ね前半を3点リードで折り返す。しかし今季から1部昇格を果たした中大に追い付かれ苦しい展開に。第4Q(クオーター)では頼れるAT(アタッカー)中村みずほ主将(農4=明大明治)が勝ち越しとなる得点を奪うも、再度同点となり引き分け。勝ち点1を分け合う形となった。
◆8・7~10・15 関東学生リーグ戦
▼8・22 対中大戦 (駒沢オリンピック公園第一球技場)
明大5{3-0、1-1、0-2、1-2}5中大
明大は第1Qから果敢に相手ゴールへ迫る。序盤から試合の主導権を握るとAT高桑深緒(商2=川越女子)が先制ゴールを決める。さらに前回の学習院大戦で3得点を挙げたMD(ミディー)藤村麻伊(農4=川和)、軽快なフットワークが武器のMD隅千春(農4=岩国)らが得点を奪い一気に差を広げる。第2Qでは中大に1点を返され、その後も攻められる時間が続いたがG(ゴーリー)・関沙織(法4=川越女子)の好セーブなどで粘りを見せるとAT堀彩花(農4=駒場)がゴールを決め4―1で前半を終える。
3点リードで迎えた第3Q。開始直後に1点返されるなど明大にとって粘りの時間が続く。さらに1点差まで詰められるも明大は得点を奪うことができず、勝負の行方は第4Qへ。ここでも中大の反撃は止まらず同点のゴールを決められる。勝ち越したい明大は中村が相手ディフェンスに囲まれながらも放ったショットが決まり勝ち越し。このまま逃げ切れるかと思われたがフリーシュートを決められ、またも追い付かれてしまう。その後は両者譲らず引き分け。明大は3点あったリードを守り切ることができなかった。
「この引き分けという結果をプラスに変えられるようにチーム全員でやっていきます」(中村)。明大にとっては痛い引き分けとなったが、ファイナル4に進むために「もう負けられないという部分を原動力にして頑張りたいと思います」(関)。悲願の日本一に向けた戦いはまだまだ続く。
[久和野寛人]
試合後のコメント
井川裕之コーチ
――修正すべき点はありますか。
「一人一人のパス能力やキャッチ能力は短期的には上がらないので、それでもこつこつやれることをやっていくしかないなと思います」
中村主将
――中大の印象についていかがですか。
「1部に上がってきたチームでもあるし、中大にとって今年の初戦が明治だったということもあり、勢いのあるチームだからこそ自分たちが守り切って、自分たちの流れの時にしっかり勝ち切りたかったという印象はやはりありました」
――中大戦に向けての準備について教えてください。
「前回の学習院大戦から1週間しか空いていませんでしたが、前回の学習院大戦ではクリアが一番の課題で、クリアミスから失点が重なったので、この1週間はそのクリアを一生懸命練習してきました」
関
――ご自身のプレーの出来はいかがでしたか。
「危ないところのシュートを止められるシーンはあったのですが、セーブの前でディフェンスを動かす部分を修正できたらよりいい試合になれたと思います。しっかりコミュニケーションをとってシュートを打たせたないことができたら良かったと思います」
隅
――引き分けという結果をどう思いますか。
「チームとしては勝ちたかった試合なので悔しいですが、あとの4戦を勝ちきれば自分たちも1位通過でファイナル4に行くことができます。中大戦で出た課題を次戦に向けてしっかり改善できれば、自分たちもあと4戦勝ち切ることができると思うので、引き続き課題を見直していきたいです」
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