
リーグ戦初白星! 好発進となるか/関東大学1部リーグ戦
昨年度1部昇格を共に果たした国士大。試合展開は両者一歩も譲らず同点のまま最終Qへ。相手のファウルが貯まったことで、オフェンスに勢いが増していく。3Pが連続で決まりだすと流れを引きつけ、85―77で国士大を破った。
◆8・20〜11・8(越谷市立総合体育館他)
▼8・21 対国士大1回戦 (越谷市立総合体育館)
〇明大85{20―22、20―18、19―22、26―15} 77国士大
スターターは、PG山内龍也(国際3=土浦日大)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)。
1部昇格をつかんだ両チームのプライドがぶつかり合った。前半は大きく点差が離れることなく、相手を突き放すタイミングをじっと待ち続ける。前半を同点で折り返し、迎えた第3Qでは明大のミスが目立ち始める。度重なるターンオーバーが起こってしまったことで相手の勢いは止まらず、一時は10点を追いかける展開へ。そこで明大が取ったのはマンツーマンディフェンスからゾーンディフェンスへの転換。「留学生がおらず高さがないので、その分足を使ってバスケをする」(若月遼・政経4=北陸)。相手のゴールまでの道を固く閉ざし、失点を抑えたことに加え、田邉のドライブ、勝山のリバウンドといったプレーが徐々に相手を追い詰めていく。不穏なムードはあったものの、最後の追い上げで国士大の背中を捉え3点ビハインドで第4Qに突入した。
両者一歩も譲らなかった試合展開は一気に動き出す。第4Qに入り、一気に3Pシュートが入り始める。ディフェンスにもさらに勢いをつけ、相手のシュートをことごとく阻止。相手のチームファウルが貯まったことも追い風となり、点差を広げていく。第4Qの爆発的な得点力はそのままチームを勝利へ導き、85―75でリーグ戦初勝利を収めた。
自分たちのバスケットをし続けた今試合。離されても我慢し続けた先に勝利は必ず見えてくることが分かったのは大きな収穫の一つだ。「リーグ戦上位を目指し、一つ一つ勝利を重ねていくということをみんな率先してやっている」(勝山)。全26試合を駆け抜ける秋季リーグ戦。その戦いはまだ始まったばかりだ。
[小原愛]
試合後のコメント
勝山
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「前半は少し国士大の勢いにのまれたところもありましたが、全体的に自分たちのバスケットが1試合通してできたと思います。ただ、のまれてしまったところも、修正の仕方が良かったので、そこは他のチームが相手の時も同じことをやっていければいいなと。この試合はいい意味で成長できたなと思います」
――今試合の具体的な修正点を教えてください。
「一番大きなところはディフェスでマンツーマンディフェンスからゾーンディフェンスに入るところを修正し、一つ駆け引きというかそういう部分が大きかったかなと思います」
若月
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「リーグ戦を戦っていく上で落とせない1戦だと思っていました。スタートは良かったのですが試合が流れるにつれて、相手の流れになってしまい、あまりいいプレーができませんでした。最後10点離れたところでもっと離されないように我慢して、勝てたということはリーグ戦を通しても大きい1勝だと思います」
――昨年度同じ2部リーグで戦った大学として意識した点はありますか。
「去年の国士大さんからほとんどメンバーが変わらず、こっちはがらりと変わった中で経験の差はあったと思いますが、それにのまれずいつも通りの明治のバスケができたと思っています」
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