
明大から15人が本選へ出場/関東学生個人選手権予選②
関東学生個人選手権の予選が3日間にわたり開催された。3日目に行われた5部では、明大からは男女合わせて15人が出場。風の影響は少なく天候にも恵まれ、選手自身の技量が大いに試される日となった。そのうち6月に行われた全日本学生王座決定戦(以下、王座)に出場したメンバーを筆頭に8人の本選出場が決定。3日間の大会を通じ、明大からは男女合わせて15人が本選に進むことになった。
◆8・5~7 関東学生個人選手権予選(夢の島公園アーチェリー場)
▼男子
矢野――623点・36位
大本――622点・41位
泉水――579点・86位
上村――571点・98位
牛林――544点・146位
須藤――541点・149位
藤本――530点・159位
眞柴――525点・161位
礒﨑――513点・172位
▼女子
佐藤――615点・19位
吉田――606点・24位
大縫――601点・29位
並木――551点・69位
大木――529点・88位
鈴木――494点・101位
選手は50メートルと30メートルを各36射放ち、合計スコアで順位を競う。「練習に近い気分で打てた」(吉田麗生・法2=明大中野八王子)。70メートルだった王座での戦いから距離の違いに対応し、目標としていた600点を超えるスコアで本選出場を決める。以前は思うような結果を出せず、今大会の会場となった夢の島公園アーチェリー場に対して苦手意識も。しかし「自分に苦手な射場はないのだと思った」(吉田)と、それをも払拭した。また「プレッシャーに負けずに打てたことが良かった」と話すのは大縫星里(法2=新潟第一)だ。順調にスコアを伸ばし、最終エンドでは27点を記録。合計600点を超え、自己ベストを更新した。
一方の男子は、矢野月海(法2=新島学園)がこの日明大トップの成績で本選出場を決めるも「思うように打てなくなると焦ってしまう。射を打ち分けられなかったことが課題」と試合内容には満足していなかった。また大本創太(営3=東京都市大付)も「思うように点数が伸びなかった」と50メートルは最低目標としていた300点をわずかに下回る結果に。本選に向けた課題と収穫の両方を持ち帰る試合となった。
本選では、予選にはない70メートルが試合の行方を左右する。「今日の点数より1点でも多く取りたい」(吉田)。矢野も「最低でも全日本学生個人選手権(以下、インカレ)出場」と力強く意気込んだ。本選までの短い期間で選手たちはどこまで完成度を高められるか。2週間後の射る姿に注目が集まる。
[長﨑昇太]
試合後のコメント
大本
――王座を経験して精神的に余裕がありましたか。
「今回は後輩の弓具故障があったので、そのフォローをしつつ自分の点数にもこだわりました。リーグ戦の時よりも王座の経験を生かして臨めたと思います」
上村健人(商2=明大中野)
――今日に至るまで意識していたことはありますか。
「2カ月くらい前からこの大会に向けて、50メートルと30メートルを練習してきました。50メートルは元々そこまで苦手意識はなかったのですが、30メートルは苦手意識があったので集中的に練習しました。点数は20点ほど上がったので、練習した成果は出せたと思います」
泉水俊亮(法2=桐光学園)
――今日の50メートルと30メートルをそれぞれ振り返っていただけますか。
「50メートルは1エンド目に緊張して全然駄目だったのですが、駄目ながらも少しずつ調整しながら何とか耐えたという感じです。30メートルは結構自信を持って打てたのでいい結果だったと思います」
矢野
――良かったプレーはありましたか。
「50メートルの最初に少し失敗してしまって、点数があまり高くなかったのですが、その次のエンドで切り替えて53点を出せたので、そこは良かったと思います」
大縫
――会場のコンディションはいかがでしたか。
「夢の島は風が強いと聞いていたのですが、今日は風があまりなかったので、打ちやすい環境だったと思います」
佐藤瑠美(商2=明大中野八王子)
――本選で勝ち上がればインカレ出場が決まりますがいかがですか。
「考え過ぎるとさらに考え込んじゃうので、あまり意識し過ぎずに1点ずつ着実に取っていきたいと思います」
並木智美(理工2=桐蔭学園)
――本選に向けて意気込みをお聞かせください。
「70メートルになり、ショートハーフよりも大きく伸び伸びと打てると思うので、その点を意識したいです。またショートハーフで課題になった弓を離す際の動作を改善して挑みたいと思っています」
吉田
――暑さ対策は何か取られましたか。
「日差しはあまりなかったですが、むしむしした暑さで体がバテてしまっていると感じたので、こまめに水分補給を取ったり、帽子をかぶったりすることを心がけました」
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