
逆転劇で全国への切符を獲得! 順大に2-1で勝利/「アミノバイタル®」カップ
日体大を1-0で下し、迎えた3回戦の相手は順大。開始直後の4分に先制点を許すも、後半アディショナルタイム、田中禅の同点弾で延長戦へ。迎えた105分、木村の逆転弾で勝負あり。準決勝へ進出し、総理大臣杯全日本学生トーナメント(以下、総理大臣杯)への出場権も獲得した。
13日の日体大戦から再開となった声出し応援と共にキックオフ。試合は早くも4分に動いた。バイタルエリアでボールを受けた相手が右足を振り抜きシュート。これがゴール左下に吸い込まれ先制点を許す。追いつきたい明大は15分、ルーズボールを拾った佐藤恵が相手をかわし右足で強烈なシュートを放つもゴールわずか左上にそれ得点ならず。「相手は失点しないで1点守ろうという言う気持ちで守ってきたので少し難しさを感じた」(木村)。堅い守備に苦しみ1点を追う形で前半を折り返した。
(写真:途中出場からキャプテンマークを巻いた徳永)
後半はボールを支配するも得点を奪えず時間が過ぎていく。しかし、ホイッスルが間近となった後半アディショナルタイム5分、ドラマが生まれた。途中出場の中村が相手DFの背後にパス。それに反応した田中禅が足を伸ばしゴールに押し込む。待望の同点弾で10分ハーフの延長戦へと突入した。その後も明大の勢いは止まらず、常に攻撃を仕掛ける展開が続く。そして迎えた105分、クリアを拾った松原が木村にパス。「強い気持ちを持って振り抜くだけだった」(木村)。強烈なミドルシュートがゴール左下に突き刺さり逆転に成功すると、これが決勝点となり2-1で試合終了。粘り強く戦い抜いた末、死闘を制し準決勝へと駒を進めた。
(写真:解禁された声出し応援でチームを盛り上げる選手たち)
今回の勝利で2019年ぶりとなる総理大臣杯へ。「今日の最大の目標だったので叶えられて安心できた」(木村)。中2日で行われる準決勝の相手は法大。関東大学サッカーリーグ戦において直近5試合で勝ち星がない相手だ。それでも「明治は皆チャレンジャーとして燃えていると思うので圧倒したゲームで勝ちたい」(田中禅)とチームの気合は十分。「目標はあくまで今大会の優勝」(栗田監督)。全国制覇に向け、明大の正念場はまだまだ続く。
[長﨑昇太]
関連記事
RELATED ENTRIES