
明大スポーツ第520号『レジャースポーツ特集』ローバースカウト部インタビュー拡大版
7月14日発行の明大スポーツ第520号の企画面では、キャンプの魅力を語ってくださったローバースカウト部。その他、普段の部活動紹介も含めて新聞内ではやむを得ず割愛したインタビュー部分を掲載いたします。
(この取材は7月13日に行われたものです)
※写真はローバースカウト部提供
――ローバースカウト部の紹介をお願いします。
「やることとしては移動キャンプが主です。一番メインの活動は夏合宿なんですけど、今年度は北海道に行きます。10日間ぐらいかけて合計140キロぐらい歩きながら、サイト地を転々と移動して毎日キャンプをします」
――ボランティアもされていますが。
「もともとボーイスカウトの大学生がやるものが、ローバースカウトです。私の部活は歩くのがメインなのですが、奉仕活動もやっていて、地域のボーイスカウトの団体などのお手伝いをしたりしています。また、気仙沼や新地町という東日本大震災の方の奉仕などもやっています」
――メインの活動である歩くことについてもう少し具体的にお聞きしたいです。
「イメージしづらいと思うのですが、すごく簡単に言うとサイト地というキャンプ場まで大きいテントや寝袋などを全部背負って、1日だいたい20キロメートル弱ずつぐらい歩きます。サイト地に着いたらテントを建てて、ご飯も作って、お風呂も入ってテントで寝ます。そして、朝起きたらまた歩きはじめるみたいなことをほんとに繰り返すだけなので、やることはとても簡単です」
――ローバースカウトはレジャーかスポーツ、どちらのイメージに近いでしょうか。
「体育会って言っていいのかなというぐらいキャンプは楽しいのですが、やはり歩いてみると『体育会だな』と自分でも思うぐらいつらいので。体育会の中では、本当に部活のような活動とレジャーのような活動が混ざっているかなとは思います」
――始めたきっかけを教えてください。
「新歓のブースをいろいろ見ていたときに勧誘していただきました。楽しみながらちゃんと活動ができるところがいいなと思っていました。勧誘してくださった先輩が『うちは体育会だから交友関係とかもちゃんとしていて、縦のつながりとかあるし、かつ楽しいよ』みたいな感じでおっしゃっていました。活動が楽しそうだなというのもあったのですが、人間関係も心配ということもあったので、4年間かけて仲良くなりそうだなということもありました」
――初めてやる人に伝えたいスポーツとしての魅力を教えてください。
「本当にやることはいっぱい歩くことです。誰でもできる〝歩く〟ということをひたすら続けることなので、そんなに特別な力もいらないです。最初は先輩や友達と仲良く話しながら歩くということからスタートできるので、他の部活に比べて厳しいとかいう心配もないかなと思います。特に人間関係が本当にいいので、急に始めても一からきちんと教えてもらえる環境ですし、そういうところがいいのかなと思います」
――特別な歩き方などありますか。
「全然ないです。そういう歩き方などは教わらないです。キャンプ中に火を起こすのですが、本当にサバイバルみたいなことをするんですよ(笑)。木をローブで組み立て、その台の上で火起こすみたいな。なので、教わるのはけっこうキャンプ系のことで、歩くこととかについては楽しく歩こうねみたいな感じです」
――活動するときのコツや注意点を教えてください。
「お金はかかってしまうのですが、装備はしっかりしたいなと思っています。歩く場合は靴擦れなどをしないように、靴は歩く専用のものを買います。あとはキャンプ場は自然に囲まれているので、虫刺されに気を付けることなどです。今からやる人なら歩く装備だけしていれば間違いないと思います」
――ありがとうございました。
[堀純菜]
関連記事
RELATED ENTRIES