
3-0で初戦突破 優勝へ一歩前進/「アミノバイタル®」カップ
ついに開幕した「アミノバイタル®」カップ。総理大臣杯への出場権をかけた今大会の初戦の相手は山梨学大。前半は先制点を獲得するも、相手に大量のシュートを許し、手に汗握る展開に。しかし後半は途中出場の中村が2得点を挙げ3-0で完封勝利。初戦突破を果たした。
負けたら終わりのトーナメント戦は「優勝するまで喜べない」(栗田大輔監督)。相手の山梨学大は、プレーオフを勝ち抜いたチャレンジャーだ。序盤から激しい攻防が続き、両者一歩も譲らぬ展開に。20分、熊取谷が相手の一瞬のスキを見逃さずボールを奪いそのままゴール。先制点を獲得した。しかし、その後も守備を崩され、相手のシュートが次々とさく裂する油断のできない状況が続く。ピンチも守護神・遠藤を中心に守り切り、1点リードで前半を終えた。
(写真:喜びを爆発させる熊取谷)
後半は開始早々に倉俣が左足を一閃、相手GKに阻まれるもチームを勢いづけた。51分には村上の渾身のクロスに合わせられず、チャンスを逃した。その後は相手に何度もシュートを許し、選手や観客に緊張が走る。それでも迎えた78分、福田の縦パスから、途中出場の中村がサイドからシュート。ボールはゴールネットを揺らし、相手を突き放した。さらに83分、またしても福田から中村へパスが渡り、2人かわしてゴール前に持ち込む。そのまま冷静にシュートし、3得点目を挙げ、試合終了となった。今大会9番を背負う中村が「自分の武器を出せた」と途中出場ながら、持ち前のスピードを生かし、チームの勝利を確実にした。
(写真:代表活動から帰ってきた佐藤恵)
試合全体を通して、危ない場面が幾度となく見られた。3得点かつ無失点という好成績を収めたものの、佐藤恵は「内容は全然いいものではなかった」と話す。勝ちだけでなく、質にもこだわり続ける。次戦の相手は日体大。優勝を目指す明大に負けは許されない。
[尾﨑陽菜]
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