
甲木、平山が準優勝 悔しさは全国大会で晴らす/東京都ジュニア体重別選手権
東京武道館で行われた今大会。明大からは16人が出場した。その中で、66キロ級の平山舞人(商2=新田)、100キロ超級の甲木碧(政経1=木更津総合)が躍動。両者とも、決勝まで勝ち進んだが惜しくも敗北。準優勝を果たした平山、甲木に加えて73キロ級の松原が9月に行われる全日本学生体重別選手権への出場切符を獲得した。
◆7・10 東京都ジュニア体重別選手権(東京武道館)
▼60キロ級
天野――2回戦敗退
▼66キロ級
平山――2位
光岡――ベスト8
大久保――2回戦敗退
▼73キロ級
松原――3位
藤本――ベスト16
▼81キロ級
徳持――ベスト16
▼90キロ級
黒川、髙橋、田中――ベスト16
片山――2回戦敗退
▼100キロ級
田川――ベスト16
岩本――2回戦敗退
竹村――1回戦不戦敗
▼100キロ超級
甲木――2位
中村――2回戦敗退
堂々とした個人戦初陣となった。「全日本学生優勝大会に出場した経験を生かすことができた」(甲木)と緊張せず大会に臨めた甲木。準々決勝までは順当に勝ち進むが、準決勝では苦戦を強いられた。それでも、GS(ゴールデンスコア)突入直後、払い腰により一本で勝利。決勝に駒を進めた。決勝は膠着(こうちゃく)状態が続きそのままGSへ。「前半は自分のペースで試合が展開できたが、後半は相手のペースに合わせてしまった」(甲木)。指導を三つもらい惜しくも反則負け。目標にはあと一歩及ばなかった。
66キロ級の平山は粘り強い戦いを見せた。昨年度の結果は3回戦進出と振るわず、今年度は「今大会に出場できる最後の年だったので、何としてでも全国大会に出ようとした」(平山)。GSに突入することが多く苦しい展開が続くが、攻めの柔道を続け着実に勝ち進んでいった。ついに迎えた決勝戦。開始1分に相手の投げ技で危機を迎えるが、これを回避。安心したその直後、相手の背負い投を食らってしまう。審判から技ありの判定がでたが、判定は取り消され一本に変更。準優勝と悔しい結果に終わった。
下級生の選手が出場した今大会。「本番は全日本学生体重別団体優勝大会」(中濱真吾監督)。昨年度、惜しくも決勝で敗れリベンジに燃える今年度。まずは、次の大会である全日本学生体重別選手権に向けて、今大会で見つかった課題を修正する。次回の大会では優勝することに期待したい。
[戸部匡貴]
試合後のコメント
中濱監督
――今大会で出た課題と次への目標お願いします。
「普段の練習通りにいかなかったということが課題です。相手の動きや試合を想定した練習が必要だと思いました。反省点を自分で考える必要もあります。一人一人が団体に向けて成長していければいいと思います」
平山
――今大会の目標はどのようなものでしたか。
「全国大会への出場を決めたいなという気持ちで臨みました」
――今後の課題はどういった部分ですか。
「自分は右組なので、左組の相手との組手が雑になってしまうことが課題としてあります。そこを改善したいと思っています」
甲木
――次の大会までに改善したい部分はどういったところですか。
「体重アップと筋力アップをして、また技数を増やしてきたいと思っています。次は、優勝できるように頑張ります」
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