Aクラス予選敗退 感じた壁の厚さ/東日本学生選手権

2022.06.13

 1日目Bクラス3位で終え、迎えた大会2日目。自分たちの相撲ができなかった。2回戦は中大相手に接戦を繰り広げたものの2-3で敗戦。拓大、日体大にも敗れ、Aクラス昇格には届かなかった。

 

◆6・11~12 第101回東日本学生選手権(靖国神社相撲場)

▼Bクラス予選

○明大5―0國學院大

○明大5―0立大

○明大5―0日本医大

▼Bクラス優秀8校決勝トーナメント

○明大5―0立大

 明大0-5法大○

▼Aクラス予選

 明大0-5拓大○

 明大2-3中大○

 明大0-5日体大○

▼個人戦予選1次トーナメント

 神――1回戦敗退

 松村――3回戦敗退

 田村――2回戦敗退

 甲斐——2回戦敗退

 永山――3回戦敗退

 

 大会1日目のBクラス予選を全勝と圧巻の成績で勝ち抜いた明大。決勝トーナメント準々決勝でも立大に快勝し、Bクラス優勝に向けて好スタートを切る。しかし「ここ一番というときに自分の弱さが出た」(神歩武・政経3=埼玉栄)。続く準決勝で実力が同等と思われた法大に0-5で敗れ、悔しさが残る決勝トーナメントに。それでも3位となり、Aクラス予選へ駒を進めた。

 

 Aクラス昇格を目指して戦った大会2日目。予選1回戦は拓大に敗戦。2回戦は中大と競り合いに。先鋒・神、中堅・田村勇希(商3=平舘)が勝利し、王手をかけた状態で副将・大将戦へ。しかし「4年生としてチームを勝利に導く責任を果たせなかった」(赤間将太・政経4=鳥羽)。ここで勝利すれば決勝トーナメント進出が大きく近づく一戦だったが、あと一歩及ば。3回戦は昨年度王者・日体大に圧倒され、Aクラス予選敗退となった。

 

 次戦に向けて、課題が多く見えた今大会。「土俵の中で相手に飲まれず自分のやりたいことを表現する相撲ができるようにしていく」(守重佳昭監督)。「日々の稽古をこなしつつ、体重を増やしてパワーをつけていきたい」(赤間)。自分たちの相撲を大会で見せるその日まで立ち止まるわけにはいかない。明大相撲部の挑戦はまだ始まったばかりだ。

 

[七海千紗]

 

試合後のコメント

守重監督

――団体戦を振り返っていかがですか。

 「中大戦で少し芽が見えたと思いますが、力を出して勝ち切ることがまだまだできていない。チームの普段の稽古からしっかり変えていかないと上は目指せないと感じました」

 

――今大会の目標はどのように考えていましたか。

 「常に優勝を目指して土俵に上がるようにしています。しかし、そこに至るまでの実力はまだまだ足りないので、日々の稽古から一緒に頑張っていくしかないです」

 

赤間

――今大会で見つかった課題はありますか。

 「体重的なパワーが足りないと感じました。チーム全体として体重の増量と筋肉強化を行っていかないとAクラスでは勝てないと思いました」

 

――次戦への意気込みをお願いします。

 「自分の相撲に磨きをかけ、自分の相撲を積極的に取ることを徹底できるように稽古を頑張っていきたいです」