
佐田、近藤亨が自己ベストを更新、3日目以降に弾みをつける/日本選手権兼U20日本選手権
全国からえりすぐりの精鋭が集まる日本選手権がヤンマースタジアム長居で開幕した。1500メートルに出場した近藤亨(商4=愛知県私立愛知)は予選で自己ベストを更新し、決勝で8位に入賞。最初で最後の日本選手権は、満足のいく結果となった。
◆6・9~12 第106回日本選手権兼U20日本選手権(ヤンマースタジアム長居)
[1日目]
▼U20男子400メートル予選
2組 佐田 6位 47秒79
▼U20男子1500メートル予選
1組 堀颯 7位 4分18秒22
▼男子1500メートル予選
2組 近藤亨 4位 3分42秒50 決勝進出
▼U20男子5000メートル決勝
森下 10位 14分25秒72
堀颯 12位 14分47秒94
[2日目]
▼男子三段跳び決勝
鈴木憲 記録なし
▼男子1500メートル決勝
近藤亨 8位 3分45秒83
最後の追い上げが光るレースだった。1500メートル予選に出場した近藤亨は前半、後方から先頭を追いかける走りを見せた。「後ろからいってラストまで余力を残して走ろうと思っていた」。その言葉通り、残り1周で加速。そのまま勢いを落とすことなく、自己ベストのタイムをたたき出し、4位で決勝進出を決めた。喜びのあまり、拳を掲げる場面も見られた。決勝でもラストスパートをかけ、8位入賞。「何よりも楽しもうと思っていた」と、日本選手権という大舞台を締めくくった。
「トップとはまだ戦えないことを自覚したレースだった」(佐田龍昇・法1=大分東明)。U20男子400メートル予選に出場した佐田は、関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)で課題としていた出だしの勢いの弱さを克服し、序盤から攻めの走りを見せた。しかし後半にいくにつれて、トップ選手から離されてしまい、差を縮めることができず。自己ベストを更新するも、6位で決勝進出とはならなかった。「体力がないという課題につながっている」と悔いの残る一戦に。またU20男子1500メートルに出場した堀颯介(商1=仙台育英)は、ラスト1周で転倒という思わぬ出来事が起こったが、最後まで粘り強い走りを見せた。
4日間行われる日本選手権の好スタートを切った明大競走部。3日目には関東インカレにも出場した窪田悠人(政経1=沼津東)が登場する。U20への出場が多かった前半戦。同期からのバトンを受け継ぎ、どのようなレースを見せてくれるのか、期待が高まる。
[石井遥]
※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。
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