
松蔭大に敗北 食らいつくも中盤に突き放される/関東大学女子新人戦
前試合で1部の強豪・早大に勝利した明大。迎えた松蔭大戦では第1Qこそリードするものの、第2Qで逆転を許す。巻き返したい後半でも相手の勢いを止めることはできない。何度も相手との点差を詰めようとするが、70―82と追い付くことはかなわなかった。
◆5・21~6・12 関東大学女子新人戦(各大学体育館)
▼6・4 松蔭大戦(白鴎大本キャンパス)
明大70{18―13、14―21、17―28、20―20}82松蔭大○
スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、CF後藤葉の佳(理工1=鵠沼)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。
前試合からの勢いを続かせることはできなかった。第1Qでは新林の3Pシュートなどで相手をリードする展開。「自分たちのシュートが入っていた」(神山)と、チーム全体が調子の良さを見せていた。しかし、第2Qから雰囲気が一変、西堀(白鴎大)の5連続得点などで一気に逆転されてしまう。立て直したい第3Qだったが逆に相手に差をつけられてしまった。第4Qでは一時6点差まで戻し、粘りを見せるも70―82で試合終了。2試合連続のジャイアントキリングとはいかなかった。
攻守ともに課題が見つかった試合だ。「相手のGがうまく、自分たちの守りが通用していなかった」(沖)。松蔭大の速い攻撃になかなか対応できていなかった時間が続いていた。また「孤立させてしまうようなプレーが多かった」(沖)と、攻撃面でも相手の積極的な守りに苦戦。リーグ上位校の強さを知った今大会となった。
ベスト16で終わった新人戦。課題も見つかったが「するべきことをすれば1部のチームにも勝てるのだと分かった」(神山)と、自信もついた大会となった。次の大一番は秋のリーグ戦。今大会で得られたものを財産に、目指すは2部Aリーグへの昇格だ。
[菊地秋斗]
試合後のコメント
沖
――今大会全体を通して出た課題は何ですか。
「やはり上級生がいるとどうしても頼ってしまう部分があったと思いました。なのでもう少し下から持ち上げる力を大きくしなければいけないですね」
――大会を通して動きの良かった選手はいますか。
「みんなで試合に出たら自分たちのできることはしっかりやろうと言っていて、それができていました。その中でもSF唐登(ゆきの・文2=八王子学園八王子)はケガ明けだったところから、チームに影響を与えるプレーをしてくれたのかなと思います」
神山
――今試合の意気込みを教えてください。
「目の前の相手に勝つという気持ちで、自分たちのやることをしっかり徹底していこうと思っていました」
――それはどれくらいできましたか。
「やれることをやった上で、相手がその上をいくさまざまなプレーをしてきました。自分たちもやったからこそ次の課題が見つかったので、その課題に向けて練習していきたいです」
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