
初日に続き好調キープ 危なげなく準決勝へ/関東大学3部トーナメント戦
初日を3連勝と、順調なスタートを切った明大。この日も、そのままの勢いで、ライトウェルター級で岡村魁星(文3=奈良朱雀)が、RSC勝ち。ウェルター級でも稲葉翔(商4=日大山形)が、ABD勝ちと、危なげなく準決勝に駒を進めた。
◆5・29 1回戦(神奈川県立スポーツセンター)
▽ライトウェルター級
〇岡村(2回・RSC)林(防衛大)
▽ウェルター級
〇稲葉(1回・ABD)二瓶(東海大)
相手を終始圧倒した。最初にリングに上がったのは、ライトウェルター級の岡村。「自分の距離で戦えて、カウンターがきれいにできて良かった」(岡村)と、積極的に距離を詰めてくる相手のパンチをかわしながら、カウンターをいくつも決めていく。そして、2R中盤。右ストレートをかわしながら、がら空きになった相手の顔面に、岡村の右フックが痛烈にヒット。この一打でダウンを奪い、そのままRSC勝ちとなった。
(写真:RSC勝ちを収めた岡村)
1Rで試合を決めた。次に登場したのは、ウェルター級の稲葉。「最初パンチをもらって、これならパワーで勝てるなという感じだった」(稲葉)と、序盤から相手を全く寄せ付けなかった。開始早々、相手をコーナーに追い詰めると、細かく連打をヒットさせる。さらに、相手の体が大きくのけぞる右ストレートを顔面に決め、スタンディングダウンを奪う。その後も、上のガードを固める相手に強烈なボディーを決めるなど、積極的に攻めていくと、東海大陣営からタオルが投入され、ABD勝ちを収めた。
(写真:ABD勝ちを収めた稲葉)
今シーズン、5戦5勝と、好調を見せる明大。「チームの雰囲気も、技術的な面でも3部の中では負けない」(稲葉)と、自信をうかがわせる。明大は、次の準決勝で勝ち数が同じ、大東大と3人が対戦する予定だ。「3試合で最低2つ勝って、少しでも優位な状況で決勝を迎えたい」(西尾忠久監督)。目標の2部昇格に向け、チーム一丸となって勝利を目指す。
[倉田泰]
試合後のコメント
西尾監督
――今シーズンが始まる前は、どのようなことを考えていましたか。
「目標は3部で優勝して、2部に昇格です。昨年度もそういった目標を立てて、果たせなかったので、新しい代が始まった時もそれを絶対最低限の目標としていました」
――今シーズンの5人はいかがですか。
「良いと思いますね。みんなが昨年度から力を上げ、今年を迎えているのですごくいい状態だと思います」
岡村
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「かなり手応えがあった試合で、自分は大学に入って初めての試合で、緊張していたのですが(勝てて)良かったです」
――試合が初めてというのは、なぜですか。
「1年生の時はコロナで試合がなくて、昨年度は肩の脱臼で手術をして出られなかったからです。高校3年生の夏以降初めての試合だったので結構久々でした」
稲葉
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「しっかり1Rで倒して、チームに貢献できたので良かったと思います」
――準決勝に向けての意気込みをお願いします。
「大学1年生の時からこのトーナメントに出ていて、チームにはあまり貢献できていないので最上級生となった今、自分がチームに貢献してしっかり優勝して、チームを2部に上げられたらなと思います」
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