
順位決定戦が開幕 2度目の対戦となる成蹊大に圧倒的勝利を果たす/関東学生1部リーグ戦
リーグ戦第8試合目からは順位決定戦となる。初戦の相手は8位の成蹊大。第2Pで拮抗(きっこう)した試合展開を見せるも、第3Pから連続得点を決め、相手に一歩も譲らず勝利をつかんだ。
◆5・14~6・12 関東学生1部リーグ戦
▼5・29 対成蹊大戦(日体大健志台プール)
〇明大16{3―1、2―5、5―0、6―0}6成蹊大
28日までの1部リーグ戦で5位以下が決定した明大。本試合からは順位決定戦となり、5位を確実にするために、負けられない戦いが始まった。成蹊大とは10―6で勝ち星を挙げた15日以来、2試合目となる。「しっかり勝って次の試合につなげたかった」(越智大介・理工2=明大中野)。開始40秒、明大が先制点を挙げると、越智がペナルティースローを冷静に沈め、林大悟(営2=千葉敬愛)もバウンドシュートをたたき込む。3―1で一歩リードし、流れをつかんだかのように見え、迎えた第2Pだが「3連続得点をされて、流れを渡してしまった」(熊谷泰人・営4=明大中野)。5失点で試合をひっくり返され、1点のリードを許した5―6で第2Pを終えた。
苦しいゲーム展開で迎えた後半、明大は圧倒的な攻撃力を見せる。第3、4Pともに成蹊大相手に失点なしで16―6で大勝利を収めた。その原動力となったのは10得点という大活躍を見せたエースの越智だ。第3P冒頭から流れを明大に引き寄せると不意をついたゴールや華麗なミドルシュートを連発し、チームを勝利に導いた。「これからもチームの流れを作っていってほしい」(熊谷)と主将の期待も背負う。
今回の勝因は「明大が武器にしているカウンターアタックを軸に試合ができたこと」(越智)。6月4日、5位決定戦となる中大との一戦でも試合を明大の得意な流れに持っていけるかどうかが勝負になる。「上位リーグチームにも通用する実力があるということを証明するためにもしっかり勝ちきりたい」(熊谷)。チーム一丸となり今季ラストの一戦を勝ち星で終わらせたい。
[井手満菜]
試合後のコメント
熊谷
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「1年生のときのリーグ戦では、入替戦を行っていたので、ここで勝つか負けるかで大きな違いがあった試合だと思います。その中で、しっかり勝ち切ることができたというのは、1年生の頃と比較して、部として成長できているのかなと実感することができました」
――次戦の中大戦にはどのようなことに気をつけてのぞみたいですか。
「中央も全体的に強いチームであるので、それに対して数的優位というのをつくって、一個一個しっかり下がって守るというのを意識して、守りから流れをつくって勝負していきたいと思います」
越智
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「今日の試合は1回勝ったことある相手に対して序盤結構苦しい展開でしたが、後半は自分たちの水球をすることができて勝ち切れて良かったです」
――10点も得点するという大活躍でしたが、ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか。
「第3Pから自分でも良かったと思っています。序盤から出せたら最高でした」
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