
3年ぶり武道館での開催 聖地で堂々の演武披露/全日本合気道演武大会
昨年度までは新型コロナウイルスのため地方会場での開催だったが今年度は武道の聖地、日本武道館での開催となった。無観客開催となったものの会場は出場者の熱気に包まれていた。明大からは2人の選手が出場。全国から集まった精鋭たちと共に立派な演武を行った。
◆5・28 第59回全日本合気道演武大会(日本武道館)
▼演武者
加藤、眞下
11月の全国学生演武大会以来の大会の場となった明大合気道部。全国から多くの学生や社会人の合気道家が集結した。「普段お目に掛かれない方たちが来ていた」加藤駿(商3=国学院)。明大は関東学生連合の一員として出場。他大学の学生と共に演武を行った。学生らしい勢いのある演武から日々の努力がうかがえた。全身全霊で挑んだ1分30秒。誇らしさを胸に抱き、大会を終える。
「日々の稽古を大切にして技を上達させていきたい」(加藤)。新型コロナウイルスの流行によって稽古に制約が生じるものの一回一回の稽古を大切に取り組む。稽古の継続やチームメートの存在とともに厳しさを乗り越える。今大会は闘志を燃やし続けて挑んだ。苦しい経験が自信となった。
次は11月の全日本学生演武大会が控える。「もっとうまくなりたい」(眞下廣誠・政経3=城北)。その言葉通り、選手たちはさらなる上達を目指す。合気道の演武は対戦ではなく己との闘いである。そのため自分の技を極めていくことが必要。ひたむきに激しく稽古に取り組むことで自分自身に打ち勝つ。
[石田聖]
大会後のコメント
加藤
――本日の演武を終えていかがでしたか。
「他大学の方や、道場長や他の師範の方にも見ていただけるので、精いっぱいの演武ができたと思います」
――後輩たちにはどのようなことを期待したいですか。
「合気道は相手の力の方向などを見極めることが1番大事になってくるので独りよがりの稽古にならないように自分の技を稽古の中で上達したいです」
眞下
――どのような気持ちで演武に臨みましたか。
「かなり緊張していましたがいつも通りにやろうという気持ちで出場しました」
――日本武道館で演武を行えたことはいかがですか。
「とても大きいなと思いました。昨年度よりも人が5倍程多い気がします」
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