
白尾5位、小久保7位 健闘し入賞を飾る/全日本学生選手権クリテリウム
観客による拍手の中迎えられたスタート。2周目にルーキーの小久保瑠惟(経営1=北桑田)が力強いスプリントで1位通過を遂げる。最終周ではこれまでポイントのなかった白尾雄大(理工4=城北)が前に抜けて2位でゴールし、全体として2人が入賞を果たす。次につながる課題を発見し、実りのある大会となった。
◆5・22 全日本学生選手権クリテリウム(大井埠頭周回コース)
▼男子
白尾ーー5位
小久保ーー7位
小泉ーー23位
村上ーー30位
片岡ーー33位
林原ーー58位
※齋藤、小池、宇佐美、吉房は途中棄権
8人もエントリーした今大会。序盤は集団の中で好機をじっとうかがう。徐々に集団がばらけ始めた2周目。ゴールライン直前、端から入ってこようとした選手に追い抜かされることなく、集団のど真ん中から小久保が1着を勝ち取る。1着により5ポイントを得たが、思わぬトラブルに見舞われ全体の順位は7位。「もう少し上の順位を狙えた」と悔しさを見せた。
明大勢が次々と順位を落とす中、最終6周目で活躍したのが白尾だ。「本当は狙った周回でポイントを着実に取っていきたかった」。考えていたレースプランは思い通りにはいかず、5周目まではポイントを得られなかった。1ポイントも取れていない状態で迎えたラスト一周。「作戦を変えることなくただ集中してできるだけ前でゴールしようと思っていた」最後に2着でゴールできたことで大幅にポイントを獲得、全体では5位入賞をする。最後まで諦めなかったことが今回の結果につながった。
本間滋監督は「もう少しチームプレーをして協力できればさらに上位に絡めたのかなという感じはした」と試合を振り返る。白尾も「チームとして動く練習をしていなかった」と、同じくチームでの戦いが課題として挙がった。課題を修正し、新たな強さを得た明大のさらなる活躍に注目したい。
[上原朋子]
試合後のコメント
本間監督
――上級生への期待について教えてください。
「特に3、4年生はコロナの影響があってインカレに出られませんでした。その辺の悔しさを最後に爆発させて、いい結果をみんなで勝ち取りたいなと思います」
白尾
――今日のコンディションはいかがでしたか。
「9月のインカレに向けてピークが来るように練習しているので今がピークというわけではないのですが、体の調子が上がってきていることを分析しながら臨めたレースでした」
小久保
――今後の意気込みを聞かせてください。
「1年で入賞してクラス1に上がれたのは想像以上の出来だったので、大学では調子のいいクリテリウムで結果を出すことを念頭に置いていきたいです」
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