
最終戦 手堅い勝利で締めくくる/東日本学生リーグ戦
3年ぶりの開催となった東日本学生リーグ戦。7階級に分かれ大学対抗で勝敗を競う。最終日は慶大との対戦となった。連日の試合で疲労が残る中メンバーを入れ替えて試合に臨んだ結果、6-1で勝利し今大会を13位で終えた。
◆5・18~20東日本学生リーグ戦(駒沢体育館)
▼1部順位決定リーグ
○明大6―1慶大
初日を予選4位で折り返し、2日目は4位リーグで第1、2ラウンドと2勝を挙げた明大。最終日は4位リーグで最後の1試合に慶大を迎え撃つ。前日とメンバーを変更して試合に挑んだ今試合。「学生の方でオーダーを組んだ」(森陽保監督)。初戦は岩井知史(文2=前橋西)が出場。怒涛(どとう)の得点ラッシュでテクニカルフォール勝ちをし、チームに勢いをもたらす。2試合目の内田創太郎(政経4=埼玉栄)は「余裕を持ちすぎると負けてしまうと思った」と堅実なプレーで勝利。本日2勝目を飾り、さらにチームが活気づく。続いて3試合目は小山田滉紀(農3=八戸学院光星)が出るも自分の得意な形に持ち込めずに敗れた。「攻めきれず相手にいいようにやられた」(森監督)。嫌な雰囲気を払いのけたい4試合目には伊藤慧亮(営4=小諸商)が試合に送り出される。先に先制点を献上するも逆転をして勝利。リードを保ったまま次につなぐ。最後は加賀田柊生(政経2=文化学園大杉並)が連続で得点を奪取。きっちりと試合を決めてチームを勝利に導いた。明大が不戦勝を含めた6-1での勝利。団体13位で大会を終えた。
大会初日の3連敗や2日目の勝利から気持ちを切り替えて臨んだ最終日。大会全体を通して不本意な結果だったことに誰も喜んでいなかった。「リーグ戦の敗戦をしっかりと受け止めてチームの立て直しを考えて行動していきたい」(森監督)。試合を通じて成長につなげようとする明大。「チームとしての転換期と考えている」(内田)。その言葉には4年生だからこそわかるチームに対する責任感が表れていた。次は6月に行われる明治杯。次こそは一皮むけた明大らしいレスリングで上位進出を期待したい。
[石田聖]
試合後のコメント
森監督
――今日の試合全体を振り返っていかがですか。
「いつもの力を出し切れば結果がついてくることから、学生にも普段通りやれという話をしました」
内田
――相手との対戦経験はありますか。
「ないです。名前も知らなくて映像で相手を分かった上で試合に臨めたので最低限の準備ができていたのが良かったと思います」
――リーグ戦と個人戦での戦い方の違いはありますか。
「流れがあることで試合が回ってきた順番によってプレッシャーがかかりますが大学4年生の最後で団体戦を経験できたのは良かったです」
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