男子勢健闘するも、悲願果たせず2部残留/関東学生リーグ戦
関東学生リーグ戦最終日、1部昇格を懸けた入替戦が行われた。明大からは男子フルーレと男子エペが出場。フルーレ、エペ共に専大と対戦するも序盤からペースを握られる展開に。後半巻き返しを図ったが一歩及ばず、悔しい敗北を喫した。
◆5・10~17 関東学生リーグ戦(駒沢体育館)
▼男子フルーレ 1部2部入替戦 対専大戦
明大 41ー45 専大○
▼男子エペ 1部2部入替戦 対専大戦
明大 31ー45 専大○
<男子フルーレ>
3年前に悔しい2部降格を経験した明大。当時1年生だった成田航也(政経4=秋田北鷹)、柏崎端仁(理工4=田名部)は「自分たちが1部に上げなければ」という1部昇格に向けた特別な思いを胸に試合に臨んだ。1セット目には柏崎が出場。2―3で終え、最小限の得点差でバトンを繋いだ。しかし2セット目で相手に大幅にリードを許してしまう。「逆転しなければいけないという焦りも加わった」(成田)と、点差を縮めることができず5セット目までに8点差をつけられてしまう。それでも続く堀部聖太(政経2=岩国工)、成田、森大翔(理工2=和歌山県立向陽)が徐々に点差を縮め、37―40で最終セットを迎えた。最後のエース対決では堀部が健闘。38―42と点差を離された場面でも冷静にプレーし、連続ポイントで2点差まで縮める。勝機が見えたかと思われたが、その後専大に連続ポイントを許し無念の2部残留となった。
<男子エペ>
ここで勝てば7年ぶりの1部昇格という一戦。直前にフルーレの試合にも出場した堀部が早回り、新戦力の村田一公(理工1=米沢中央)が中回り、男子エペ最上級生である大竹諒(営3=岐阜各務野)が最後回りという布陣で臨む。しかし序盤から専大に押される展開となった。「常にリードして落ち着いてプレーをしていたため、なかなか簡単にポイントを取らせてくれなかった」(大竹)。6セット目まで点差を広げられる一方に。しかし堀部が冷静に連続ポイントを獲得し、点差を縮める。それでも専大の壁は高く、それ以上点差を縮めることはできず。31―45と大差での敗戦となった。
フルーレ、エペ共に専大に悔しい敗戦という結果に終わった。しかし「チーム力はかなり良い」(成田)。ベンチだけでなく、観客席からの声掛けも盛んに行われていた。10月に行われる関東学生選手権(以下、関カレ)まではまだまだ時間がある。持ち前のチーム力と、グレードアップした個の力で、関カレでの活躍が期待される。
[萩原亜依]
試合後のコメント
成田
――専大と戦ってみていかがでしたか。
「実力的にはそこまで差がなかったのかなと思います。試合の調子の良し悪しを抜きに考えた実力は、明治のほうが強かったのかなと思います」
――ベンチからの声もよく聞こえていました。チーム力という面では振り返っていかがですか。
「チーム力はかなり良かったですね。専修よりも声が出ていましたし、上(観客席)でもエペ陣が応援してくれていたので、チーム力はかなり良かったです。ただ一人一人のプレーがいつもとは違ったプレーというか、実力を出しきれていないプレーによって、声だけではどうにもならないところがあったかなと思います」
――関カレまでまだまだ時間はあると思いますが、そこまでにどういった部分を改善していこうと思われますか。
「練習試合を部内だけでなく他大とやることで、決まる技とか点数が決まるという自信というのをもっとつけていかなければいけないのかなというふうに思います」
大竹
――今回の試合で良かった部分はどういったところでしたか。
「今回の試合で良かったことは、序盤からリードされる展開でも自分達のプレーをすることができ、ベンチの声かけなどができていたことです。また、それぞれのポジションでの役割などの戦術的な面などがまだまだ未熟だと知ることができたという意味でも良かったと思います」
――大竹さんは2周目が9点差、3周目が13点差という難しい状況の中順番が回ってきましたが、どういったことを意識してプレーされていましたか。
「かなりリードをされた展開ではあったのですが、そこで焦ってプレーをしてもだめだと思い、1点でも多く点差を縮められるように落ち着いてプレーをすることを意識していました」
――次の団体戦となると関カレになると思いますが、それまでにどういった部分を改善していきたいと考えられていますか。
「まずは個人のレベルを上げること、そしてそれぞれの役割を把握し、試合では何が起こるかわからないので、その時の状況に応じてプレーをすることです」
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