 
                        早大を相手に1点差の接戦を制す/関東学生春季1部リーグ
最後まで息の詰まる攻防だった。前半は積極的な攻撃から主導権を握り、5点差をつける明大に有利なスコアで折り返すも後半は退場者が続出し、早大に追い上げられる苦しい展開となった。それでも最後までゴールを守り切って逆転を許さず、見事連勝を収めた。
◆4・16〜5・22 関東学生春季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼5・21 対早大戦(国士大多摩体育館)
〇明大30{17―12、13―17}29早大
前の試合で順大を相手に今リーグ初勝利を収めた明大。第8戦目は走力を持ち味とする早大と対戦した。これまで、前半の立ち上がりでのミスから相手に得点を許すことが多かったが、今試合はその課題を克服。「全員で統一感をもってできた」(可児大輝主将・政経4=中部大春日丘)が、なかなか点差をつけることができず一進一退の攻防が続く。ベンチからの声援もあり、開始15分で4連続得点を奪うと明大が流れをつかむ。石田知輝(農4=洛北)がこぼれ球を難しい体勢からゴールを決めるなど積極的なオフェンスが目立ち着実に得点を重ねて17―12で前半を終えた。
リードを守り切って勝利を目指す後半。立て続けに3点を取るなど前半の勢いもそのままに点差を広げる。しかし、退場者を多く出し「流れが相手にいきかけてかなり点差を詰められた」(荒田隼弥・法3=洛北)。2度のタイムアウトを挟むも、早大に傾いた流れは変えることができず点差を縮められる。残り5分の場面で小畠来生(営3=氷見)が連続得点を奪う活躍を見せ、早大の猛追を振り切り連勝を果たした。
「勝って終わることが秋季リーグや全日本学生選手権(インカレ)につながっていくと思う」(可児)。今リーグ、初勝利が遠かった明大。今リーグ最後の試合となる法大戦では2連勝の流れもそのままに勝利をつかむ。
[松原輝]
試合後のコメント
加藤監督
――後半のタイムアウトではどのような内容を話しましたか。
「ゲームがバタバタしていたので、1回しっかりとディフェンスが落ち着いて1点を取ることのできるセットのフォーメーションを確認しました」
可児
――春季リーグを通してチームの変化はありましたか。
「精神面で変わったなと思っていて、チーム全体でプレー以外の面についても話し合うことでいいチームになっていることが勝ちにつながっていると思います」
荒田
――セーブで意識したことはありますか。
「前につめるキーピングがあったのですが、次第にそれも対応されるようになるので、前に出るのと後ろに下がるのとをメリハリをつけるようにすることで対応されにくくなるように意識しました」
小畠
――次戦に向けて
「先週からいい流れで来てるので明日の試合も勝ちます」
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